【動画付き】クリスラン、フレイレ、ドゥポワトル。J加入の噂がある3選手をまとめてご紹介します

ポルトガルリーグ所属の3選手にJリーグ移籍の噂が浮上した。ブラガのブラジル人FWクリスランにはベガルタ仙台、シャービスのブラジル人CBレアンドロ・フレイレには清水エスパルスと、それぞれ具体的なクラブ名が挙げられた。また、もし移籍が実現すれば最大の大物となるポルト9番ローラン・ドゥポワトルには、具体的な移籍先は報じられていないが、代理人が日本への移籍の可能性を調査しているとの報道が伝えられた。

ポルトの9番とはいえ、このドゥポワトル含め、3選手は世界的にはまだまだ無名な部類に入る選手である。果たして、来日が噂される彼らはどのような選手なのか。プレー動画とともにその経歴と特徴を紹介していきたい。

クリスラン

クリスランは、1994年生まれ24歳のブラジル人FW。186センチという長身と利き足の左足が特徴だ。母国ブラジルからポルトガルへ初上陸したのは、昨季2015-16シーズンのブラガ。今季2016-17シーズンは、トンデーラへレンタル移籍したが、12試合で1ゴールと振るわず、チームも1部で最下位に。半年でブラガにレンタルバックしても出場機会に恵まれず、ポルトガルで活躍したとは言えない選手である。

しかし、クリスランはブラガの前に所属していた母国ブラジルのペナポレンセではエースとして大活躍。しなやかな身体と長い手脚を活かし、繊細かつ豪快なプレーで得点を量産していた。ゴール前でのポジションに優れ、強烈なシュートを左足で振り抜くだけでなく、長身を活かしたポストプレーやヘディングからのゴールも得意としている。しかし、クリスランの強みはその長身だけではなく、スピードのある飛び出しや、1人で戦況を打開できる突破力など、地上戦で発揮されるものも。まさに、FWとして必要な素質をバランスよく備えており、1人で状況を変えられる強力な外国人選手が目立つJリーグでも、存分に活躍できるだろう。

レアンドロ・フレイレ

レアンドロ・フレイレは、1989年生まれ27歳のブラジル人CB。クリスランと同様に187センチという長身が特徴的だ。ポルトガルへの初上陸は、2010-11シーズンに加入した強豪ビトーリア・ギマラインス。続いて移籍したナシオナルでも、主に控え選手としてプレーしていたが、転機となったのは、昨季2015-16シーズンのアポロン・リマソール(キプロス)移籍。東欧の地でポルトガル人監督ペドロ・エマヌエルに率いられ、44試合で3ゴールと才能を開花させた。その活躍もあり、今季は2部上がりのシャービスへ加入しポルトガルへ復帰。初めてチームの守備の要として認められ、若き名将ジョルジ・シマオン(現ブラガ)のもと、小クラブの7位躍進の立役者となった。

フレイレの武器は、打点の高いヘディング。屈強な身体を活かし、敵の攻撃を跳ね返す力はもちろん、セットプレーでは攻撃面でもチームの得点に貢献する。また、フィード力に優れ、ディフェンスラインから攻撃を組み立てる能力も優れている。その中でも、フレイレ最大の特徴は、守備における粘り強さ。ギリギリのところで脚を投げ出し、相手の攻撃をシャットアウトする迫力は、チームの守備の要と言うに相応しい。加入するJクラブでも、ディフェンスリーダーとしてチームの守備力強化に貢献できるだろう。

ローラン・ドゥポワトル

ローラン・ドゥポワトルは、1988年生まれ28歳のベルギー人FW。クリスランとフレイレを優に超える191センチという身長が最大の特徴だ。ドゥポワトルにとってキャリアのピークとなったのは、ゲンクで過ごした2シーズン。87試合で30ゴールとエースとして得点を量産した。その活躍が認められ、今季2016-17シーズンに鳴り物入りでポルトへ加入。2020年までの長期契約、違約金は4000万ユーロで、与えられた背番号は、ドミンゴス・パシエンシアやベニー・マッカーシー、ラダメル・ファルカオにジャクソン・マルティネスなど、クラブのレジェンドが代々引き継いだエースナンバー9番と、まさにスター待遇であった。

ドゥポワトルのポジションを開けるため、ポルトは前シーズンに獲得したムサ・マレガとソク・ヒョンジョンをレンタルに出し、バンサン・アブバカルからは9番を剥奪し、ベジクタシュへ貸し出した。しかし、彼ら屈強な3選手の役回りを一身に背負うはずだったドゥポワトルは、ポルトガルリーグへの適応に苦しみ、シーズン前半を12試合で2ゴールで終えた。チームを引っ張る若きエース、アンドレ・シウバディオゴ・ジョッタの2人の若手FWの陰に隠れ、スター待遇で加入したベルギー人FWは、他クラブへ出場機会を求める立場に転落してしまったのだった。

ドゥポワトルの特徴は、何と言っても191センチという圧倒的な高さと身体の強さ。相手を背負った場面での強さやヘディングでの得点力は言うまでもなく、地上に落ちたボールを、相手ディフェンスから抜け目なく奪い去る巧みさ・強さも武器である。ただ、Jリーグへの適応問題に関して言えば、ポルトでディオゴ・ジョッタやオリベル・トーレス、オタービオ・モンテイロらが小気味好くパスワークを繋いだ中で、1人異質な存在となったように、日本のサッカーにうまく馴染めるかは、一か八かの賭けとなりそうだ。

以上、Jリーグへの加入が噂されるクリスラン、レアンドロ・フレイレ、ローラン・ドゥポワトルの経歴と特徴を、プレー動画とももに紹介した。ポルトガルリーグから到来することが予想される彼らが、日本のスタジアムで輝く姿を是非とも見てみたいものである。

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16-17季ポルトガルリーグ、16年の振り返りと17年の注目選手/監督/クラブ

新年2017年を迎え、16-17シーズンのポルトガルリーグもいよいよ折り返しを迎える。今回は2016年のポルトガルリーグを振り返り、新年の注目ポイントを考察したい。

2016年振り返り

2016年のポルトガルリーグは、チームの中心となる若手選手の台頭と、多くのクラブで起きた監督交代が特徴的であった。

クラブの中心を担う若手選手の台頭

2016年は、特に3強クラブで多くの若手選手が頭角を現した。しかも、彼らがチームを引っ張り、ポルトガルリーグを代表する注目選手へと成長した。

首位のベンフィカでは、2年連続リーグMVPで昨季はリーグ得点王に輝いたジョナスの負傷離脱を受け、U-21ポルトガル代表FW20歳のゴンサロ・グエデスが新エースに。また、アトレティコに移籍したニコ・ガイタンの後釜として、フランコ・セルビが、リーグ戦だけでなくCLでも輝きを放った。

2位ポルトは、3年連続リーグ得点王に輝いたジャクソン・マルティネスの後継者探しを、昨15-16季は失敗。しかし、今季よりBチームからトップチームに定着し、いきなり10番を与えられたアンドレ・シウバが、ここまでリーグトップとなる10ゴールをあげるなど、一気にポルトの新エースに。ポルトガル代表のワントップを任されるほどのスタープレーヤーへと変貌した。また、アトレティコからレンタル移籍してきたディオゴ・ジョッタも、アンドレ・シウバと若手2トップを組み、アシストを量産している。

4位に低迷するスポルティングでは、CLレアル戦で世界に衝撃を与えたジェウソン・マルティンスがひとり気を吐いた。この快速ドリブラーは、ポルトのアンドレ・シウバと同じくポルトガル代表にも選ばれ、世界が注目する若手スタープレーヤーへと成長した。

2017年から始まる後半戦も、彼らがリーグの話題を一身に集める活躍をすることだろう。

近年稀に見る大量の監督解任

16-17季の前半戦は、監督にとって近年最も厳しいシーズンとなった。監督交代が行われたクラブは、全体の60%にものぼる18チーム中11チーム。ブラガにジョルジ・シマオンを引き抜かれたシャービス以外の10チームが、成績不振により監督を解任した。

1位ベンフィカ
監督交代なし(ルイ・ビトーリア)
2位ポルト
監督交代なし(ヌーノ・エスピリト・サント)
3位ブラガ
ジョゼ・ペゼイロ→ジョルジ・シマオン
4位スポルティング
監督交代なし(ジョルジ・ジェズス)
5位ビトーリア・ギマラインス
監督交代なし(ペドロ・マルティンス)
6位リオ・アベ
ヌーノ・カプーショ→ルイス・カストロ
7位シャービス
ジョルジ・シマオン→リカルド・ソアレス
8位マリティモ
パウロ・セーザル→ダニエル・ラモス
9位ビトーリア・セトゥバル
監督交代なし(ジョゼ・コウセイロ)
10位ボアビスタ
エルウィン・サンチェス→ミゲウ・レアウ
11位ベレネンセス
フリオ・ベラスケス→キン・マシャード
12位アロウカ
監督交代なし(リト・ビディガル)
13位パソス・デ・フェレイラ
カルロス・ピント→バスコ・セアブラ
14位エストリル
ファビアーノ・ソアレス→ペドロ・ゴメス・カルモーナ
15位フェイレンセ
ジョゼ・モッタ→ヌーノ・マンタ
16位ナシオナル
マヌエル・マシャード→プレドラッグ・ヨカノビッチ
17位モレイレンセ
ペパ→アウグスト・イナーシオ
18位トンデーラ
監督交代なし(プティ)

ご覧の通り、中位から下位のほとんどのクラブは監督交代を決断。しかし、6位リオ・アベのように、監督を替えたクラブの多くはこのショック療法により順位を上げた。後半戦は、監督交代の遅れたナシオナルやモレイレンセも順位を上げたり、逆に現状維持となっているビトーリア・セトゥバルやトンデーラが場合によっては順位を下げたり、上位に浮上できなかったりと、中位から下位のチームが順位を入れ替える混戦が予想される。

2017年の注目選手/監督/クラブ

上述した若手スタープレーヤーの活躍と、中位から下位チームの混戦も、もちろん2017年の注目ポイントだろう。ここでは後半戦のポルトガルリーグを盛り上げるであろう注目の選手、監督、クラブをそれぞれ予想する。

注目選手

ヤシン・ブライミ

クラブ史上最悪となる4試合連続スコアレスドローを演じ、一時はヌーノ・エスピリト・サント監督の解任も噂されたポルト。しかし、同監督に干され気味であったこの昨季のポルトのエースが、オタービオ・モンテイロの負傷離脱を機にスタメンを取り戻すと、得点力が大爆発。ブライミがスタメンを取り戻した5試合では、レスター戦の5得点を含む、14ゴールをチームであげ、4勝1分と高い勝率を取り戻した。今冬の移籍市場で、アーセナルやユベントス、ローマなどからの引き抜きの噂もあるが、もしポルトに残留すれば、チェルシーのイバノビッチを翻弄した昨季のような輝きを再度放ってくれるだろう。

注目監督

ジョルジ・シマオン(ブラガ)

昨季はパソス・デ・フェレイラをリーグ上位の7位に導き、今季も2部上がりのシャービスをサプライズとなる7位に押し上げていた。この40歳の若手監督は、現在国内No.1の若手監督といっても過言ではなく、その手腕が評価され、ジョゼ・ペゼイロを解任した強豪ブラガにシーズン途中ながら引き抜かれた。現在チームはリーグ3位を維持しており、あわよくば2位浮上など、3強体制を崩す活躍が期待できる。

注目クラブ

ブラガ

上述のジョルジ・シマオンが監督就任したリーグ3位のブラガ。低迷する4位スポルティングを暫定で上回っており、この好調を維持し、スポルティングが不調から抜け出すことができなければ、3強体制を打ち崩すことも夢ではない。2位ポルトは調子を上げてきたがブラガとの勝ち点差は2。同6の首位ベンフィカはまだ遠いが、ポルトを超えて2位へと上り詰める目標も可能性としては現実的だ。後半戦は、ジョルジ・シマオン率いるブラガが3強体制を終わらせるのか、ポルトガル屈指の強豪クラブが台風の目となれるかが注目である。

以上、ポルトガルリーグ激動の2016年を振り返り、2017年の注目ポイントを予想した。若手選手の宝庫であるポルトガルリーグの後半戦に、世界のメガクラブも引き続き関心を寄せることだろう。

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【ミニコラム】柴崎岳よ、ポルトガル2部ポルティモネンセへ行け!3つの理由を論じる

クラブW杯で欧州王者レアル・マドリード相手に衝撃の2ゴールを決め、世界中のメディアで取り上げられる時の人となった鹿島アントラーズMF柴崎岳。自身が希望するリーガ・エスパニョーラのクラブからの関心があったことも報じられるようになってきたが、ふとぽるは、そんな柴崎岳の海外初挑戦の舞台に、ポルトガル2部ポルティモネンセを推薦したい。その理由は以下3点だ。

1.金崎夢生が取り持ち深めた鹿島とポルティモネンセの絆

ポルティモネンセといえば、現在鹿島のエースを務める金崎夢生が、かつて10番を背負ったクラブ。金崎の活躍により、ポルティモネンセは日本サッカーへの関心を高め、また、鹿島アントラーズと良好な関係を築き上げた。実際に、今季はチームのエースストライカーであったファブリシオを鹿島にレンタル移籍させていたし、クラブW杯には、ディレクターである元浦和MFポンテ氏やCEOサンパイオ氏も来日していた。ポルトガルのクラブでは珍しく、鹿島に、そして日本人に理解が深いクラブなのである。

さらに、ポルティモネンセにはブラジル人の父を持つ亀倉龍希が所属していることもメリットになる。初めての海外での生活をともにできる日本人であり、ポルトガル語を話せる亀倉の存在によって、ピッチでのパフォーマンスにも密接に関わる語学面の心配も軽減されるだろう。

ポルティモネンセには、柴崎が初の海外挑戦に集中できる環境が整っているのだ。

2.ポルティモネンセは現在2部で首位で、監督は4年連続で2部クラブを1部に導いている昇格請負人。ポルトガルの3強が目前に

ポルティモネンセは2部所属とはいえ、昨季は昇格の一歩手前であるリーグ4位に輝いた強豪。現在はここまで首位に立ち、1部昇格の最右翼となっている。監督は「昇格請負人」ことビトール・オリベイラ。これまで9クラブを1部に導き、現在は4年連続で2部クラブを昇格させている名将である。もし柴崎がこの冬にポルティモネンセへ移籍すれば、ポルトガル2部の厳しいフィジカルコンタクトを経験した後、来夏からは、強豪ひしめく1部リーグに挑戦できる可能性があるのだ。

参考記事:昇格請負人ビトール・オリベイラ

亀倉所属ポルティモネンセが、9度昇格経験の「昇格王」を新監督に招聘へ

ポルトガル1部といえば、ポルトやベンフィカ、スポルティングなど、欧州のメガクラブが熱視線を寄せる名門が在籍する注目市場。ステップアップを目論む選手にとっては、この上ない登竜門である。1部の下位クラブで活躍した選手は、このポルトガルの3強へ引き抜かれるのがポルトガルリーグの伝統であるため、柴崎も実力と運が味方すれば、来年の冬には早くも、例えばポルトでプレーしていることも可能性としては否定できない。

ポルトガルリーグには優秀な司令塔が不足していることも柴崎にとっては追い風となる。ポルティモネンセが1部にあがり、そこで3強の目に留まる活躍をしさえすれば、パソスでリーグ3位に輝き、翌年ポルトへ移籍した元ポルトガル代表ジョズエや、セトゥバルへのレンタルから復帰後にスポルティングで大爆発し、インテルに羽ばたいた現ポルトガル代表10番ジョアン・マリオらが辿ったキャリアを再現することも可能だ。

3.金崎夢生が体の強さやトランジションの速さを手にし、日本代表に登りつめたリーグ

今でこそ、金崎夢生は相手選手を背負ってもボールを取られない強靭なフィジカルや、奪われた際のトランジションの速さが日本代表にも選ばれる強みと知られるようになったが、それまでは典型的なドリブラータイプだったことは記憶に新しい。筆者は、ポルトガルで2試合ほどポルティモネンセ金崎の試合を生で観戦し、今の金崎夢生の強みは、ポルティモネンセ時代に培われたと感じている。多くの2部リーグがそうであるように、ポルトガル2部もフィジカルコンタクトが非常に激しいリーグであり、柴崎がまだ未熟さを残す、ボール奪取の迫力やボールを奪われた際の切り替えの速さなど、トップ選手になるためには鍛えておくべき弱点を強化できるチャンスが転がっているのだ。しかも、1部に上がれば、その機会はさらに濃厚なものに。ポルティモネンセが1部に昇格すれば、ポルトガルの3強からは終始攻撃の嵐を浴びせられることだろう。中盤で粘って失点に耐え、ボールを奪ったら速攻を仕掛けて得点を素早く奪うという経験から、弱点を強化できるのだ。

以上のように、筆者が柴崎をポルティモネンセへ推薦する理由は、ポルティモネンセが来夏よりポルトガル1部で戦う可能性が高く、ポルトやベンフィカ、ひいては欧州トップレベルの名門クラブに引き抜かれるシナリオもあり得るからだ。もし柴崎がポルトガルリーグで、ポルトのU-21スペイン代表オリベル・トーレスや期待のブラジル人オタービオ・モンテイロ、ベンフィカのポルトガル代表ラファ・シウバや、スポルティングのポルトガル代表アドリエン・シウバらと肩を並べる司令塔であると自身の価値を証明できれば、将来はクラブW杯で惜しくも敗れたレアル・マドリードに、CLの舞台で借りを返すことも夢物語ではない。

クラブW杯での2ゴールで世界への道が急速に拓けた柴崎岳。世界が注目する日本人MFはどのようなキャリアを選択するのだろうか。

鹿島が獲得したポルティモネンセ「10番」ファブリシオについてご紹介します

ポルトガル2部のポルティモネンセが、ブラジル人MFファブリシオの鹿島アントラーズへの移籍を正式に発表。チームのエースナンバー「10番」を背負う26歳のブラジル人は、レンタル移籍の形で日本へ到来する。

このファブリシオとは一体何者か。そして、なぜ鹿島アントラーズへの加入となったのかご紹介したい。

ファブリシオは、2015-16シーズンにポルティモネンセの10番を背負った名実ともにチームの大エース。金崎夢生が鹿島へレンタル移籍する前に背負った10番を継承していた。2012年にブラジルから加入して以来、4シーズンに渡りポルティモネンセでプレーしている。昨季は50試合で14ゴールを記録するなど、1部昇格まで目前にあったチームの大黒柱として活躍。ポルトガルリーグの選手と監督が投票する2部リーグの年間MVP候補3名にノミネートされた実力者である(賞自体はポルトBのアンドレ・シウバが獲得)。ポルティモネンセでの4年間で、143試合に出場し、26ゴールを記録している。

ポルティモネンセの10番が鹿島アントラーズへ加入するに至ったのは、日本代表FW金崎夢生の存在が大きい。金崎夢生は鹿島に加入する以前ポルティモネンセに所属していた。昨季は一度、鹿島からポルティモネンセへ復帰し、約2ヶ月ポルトガルでプレーしてから、鹿島へ電撃復帰を果たしていた。その際に、鹿島のディレクター鈴木満氏と、ポルティモネンセのディレクター、サンパイオが仲睦まじく写真に写るなど、チーム間の関係を強化したことが推測される。

ファブリシオは、鹿島で金崎夢生と再会することになった。両者はチームの活動内外で生活をともにした親友として知られている。現在は、そのサンパイオ氏と、昨季は監督を務め今季よりディレクターに就任したジョゼ・アウグスト氏とともに来日途中。木曜日の午前中に日本へ到着する予定である。

鹿島にとっては、チームのエース金崎夢生と連携を深めたポルティモネンセのエースが加入する、心強い補強となった。「ポルティモネンセの点取り屋コンビ」の日本での活躍に期待したい。

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絶望からの歓喜。12年を彩る4色の涙。「監督」ロナウドがついに手にした最後のピース

開始直後のまさかの負傷離脱。監督への「転身」。そして12年間を彩った「4色の涙」。初の主要国際タイトルを獲得したポルトガル代表において、やはり話題の中心はこの男が独占した。

EURO2016決勝。フランスとの決戦。ポルトガルにとっては、自国開催となった2004年にギリシアに敗れて以来、12年ぶりとなるヨーロッパ王者をかけた戦い。全世界が注目したのは、当然、マンチェスター・ユナイテッド時代からの盟友ナニとツートップを組んだクリスティアーノ・ロナウドだった。欧州CLからバロンドールまで、あらゆるタイトルを勝ち取った男が、未だ勝ち得ない代表でのタイトル。12年ぶりに目前まで迫った機会を、母国国民も固唾を飲んで見守った。

きっとクリスティアーノがどうにかしてくれる。そう思っていたに違いないポルトガル国民は、試合開始数分で悲壮感に包まれることになる。

フランス代表パイエから激しいタックルを浴びせられたロナウドは、それ以降終始具合を気にしていた左足を抱え、17分に突然倒れ込んだ。一度ピッチを離れ、応急処置としてアイシングを終え強行出場。しかし、ロナウドがこの試合にかけた溢れんばかりの想い、ポルトガル国民が一旦は感じた安堵感が、23分に悲劇に変わった。

再度ピッチに倒れこんだロナウドの目には大粒の涙が浮かんでいた。溢れ出る想いをもう体が受け止めきれない。これ以上プレーできないことを本能的に悟ったロナウドを、絶望の涙が襲ったのだった。

2004年の決勝。まさかの敗北を喫した若きロナウドが流したあの悔し涙とは違う。今の自分には、その悔しさを味わうことすらできないのだ。やるせない絶望感を抑えきれないロナウドは、担架で運ばれトンネルの暗闇へ。ロナウドにとってのEUROは儚く幕を閉じた。

チームの大黒柱を失ったポルトガル代表メンバーだったが、勝利を望む熱き火を消すことはなかった。ピッチに立てないキャプテンを必ず優勝台に連れて行こう。そう口を揃えるかのように、残されたメンバーは一丸となって死闘に臨んだ。

気迫のセーブで幾度となく決定機を阻止したルイ・パトリシオ。ロナウドを破壊したパイエに報復するかのように飛び蹴りを食らわしたセドリック。レアルの盟友の後を継ぎ、チームを後方から支えたペペ。足を痙攣させながらも、敵エースグリーズマンを抑え切ったジョゼ・フォンテ。名手コエントランの不在を感じさせないほどピッチを駆け回ったラファエル・ゲヘイロ。チームに落ち着きを与えた若きMFウィリアン・カルバーリョ。猛獣のようにボールを追いかけ回した驚異の18歳レナト・サンチェス。攻守にわたり体を張り続けたジョアン・マリオ。交代後にはロナウドに足をぶっ叩かれることになるなど知る由もなく、彼のために決死のプレーを見せたアドリエン・シウバ。盟友ロナウドなき後、若きチームを鼓舞し続けたナニとクアレスマの両雄。焦るチームを引き締めたベテランMFジョアン・モウティーニョ。そして、ブラジルW杯では戦犯に挙げられながらも、この日歴史的な決勝点を挙げたエデル。

ピッチに立つ全員が、優勝杯を掲げさせるために死に物狂いで駆け回った。そう、テクニカルエリアでジョゼ・モウリーニョの如く感情を爆発させるあの男に。

ロナウドのEUROはまだ終わっていなかった。そこには、選手としてはプレーできないが、フェルナンド・サントス監督を凌駕する存在感を発揮する「監督」ロナウドの姿があった。

喜怒哀楽を剥き出しにし、声を荒げる名将ロナウドに、歓喜の瞬間は突然に訪れる。大会にあたり「ヨーロッパいちのストライカーになる」と豪語していた途中出場のエデルが、有言実行となる美しいミドルシュートをゴール左隅に沈めた。ピッチサイドで雄叫びをあげるメンバーの中心にいたのはもちろんロナウド。「インポシーベウ!」ポルトガル語で「信じられない!」。現実を現実と受け止められない顔をしたロナウドの目には、優勝が眼前に迫った希望感から、またもや涙が浮かんでいた。

試合終了のホイッスルを聞いたポルトガル代表の面々は我を忘れ踊り狂った。左足を負傷したはずのロナウドも、この瞬間だけは痛みを忘れて飛び跳ねた。ピッチを後にする際にナニへ託した母国の誇りキャプテンマーク。盟友から再度腕章を譲り受けたその腕で、ついにロナウドが「ポルトガル代表のキャプテン」として、初めてチャンピオンズカップを掲げた。

一体何度王者のトロフィーを掲げただろうか。そんな男でもこの優勝杯は格別だ。幾度となく公に口にしてきた念願の代表での初タイトル。12年前に一度手にしかけたからこそ、その喜びは計り知れないものだったのだろう。

12年前の悔し涙、そして今宵流した絶望の涙と希望の涙。ロナウドがタイトルを願って止まなかった12年間を彩る、4色の涙を締めくくったのは、チャンピオンズカップを掲げながらその目に走らせた、歓喜の涙だった。

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ラニエリの後任に海外クラブを指揮するポルトガル人監督が浮上?

『SAPO Desporto』

クラウディオ・ラニエリを解任したレスターの新監督候補に、ポルトガル人監督セルジオ・コンセイサオンが浮上した。

『Record』によると、チームをプレミア王者に導いたラニエリの後任の1人として、このポルトガル人監督がリストアップされたという。しかし、大本命はマンチェスター・シティを率いるなどプレミアでの実績に優れるマヌエル・ペジェグリーニとされており、コンセイサオンは数多いる後任候補の1人であるようだ。

セルジオ・コンセイサオンは、かつてモウリーニョが率いたポルトでもプレーした元名選手。昨季はビトーリア・ギマラインスの監督に途中就任し、見事、不調に喘ぎ一時は降格圏に沈んだ強豪クラブを中位まで持ち直した。今季より、フランスのナントを指揮している。

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メガクラブによる争奪戦が噂されるベルナルド・シウバが自身のアイドルを明かす

『SAPO Desporto』

フランスリーグで首位に立つモナコで10番を背負うポルトガル代表MFベルナルド・シウバが、フランスメディア『SFR Sport1』に対し、自身のアイドルを明かした。

「僕のアイドルはルイ・コスタ。彼は、ポルトガル、そしてベンフィカで最も偉大な選手のうちの1人だ。移籍したイタリアでは、再びベンフィカに戻り、ポルトガルでキャリアを終えるまで、偉業をやってのけた。僕にとってモデルと言える。僕もベンフィカでキャリアを終えたいし、何より彼のフットボールは美しかったからね」

モナコでは3シーズンですでに126試合26ゴールと優れた記録を残しているベルナルドには、バルセロナやレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、ユベントス、パリ・サンジェルマンら、世界中のメガクラブが関心を寄せていると噂されている。もしかしたら、かつてミランで10番を背負った母国の憧れのレジェンドがプレーしたイタリアも、ベルナルドにとっては魅力的な選択肢なのかもしれない。

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チェルシー、ポルトガル代表若手MFを来夏に狙う。8000万ユーロでメガクラブによる争奪戦も

『Record』

イギリスメディア『The Times』によると、チェルシーがモナコのポルトガル代表MFベルナルド・シウバとの移籍交渉を実施しているようだ。

チェルシーは、CLに復帰する可能性がある来夏に、モナコで10番を背負い、エースを務める22歳の獲得を目指しているようだ。同選手には、プレミアのライバル、マンチェスター・ユナイテッドやシティ、レアル・マドリードやバルセロナらも関心を寄せており、移籍金は7000万ポンド(約8100万ユーロ)にものぼると推測されている。

チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督は、サイドで起点となり、ゴールやアシストだけでなく、前線からの守備でもハードワークができるベルナルドが、自身の率いるチームを強化できる人材であると考えているようだ。

ベルナルド・シウバは、2015年にベンフィカからモナコへ1500万ユーロで移籍。今季はフランスリーグで首位に立つチームの中心選手として活躍している。

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ユベントスに警報?UEFA、絶好調ソアレスを「ニュー・フッキ」

今冬の移籍市場でビトーリア・ギマラインスからポルトへ移籍したブラジル人FWチキーニョ・ソアレスを、UEFAがCLのTwitterアカウントで「ニュー・フッキ」と取り上げた。

ソアレスは、移籍後行われたリーグ戦の3試合全てに出場。全試合でゴールし、4得点を記録した。特に、デビュー戦となったスポルティングとのクラシコでは、衝撃の2ゴールを決め、ポルトガルメディアを賑わした。

デビュー後、最初の3試合で連続ゴールを決めたのは、ここ20年間のポルトでは、ジャルデウやラダメル・ファルカオに継ぐ、5人目。UEFAによって例えられたフッキや3年連続リーグ得点王に輝いたジャクソン・マルティネス、現エース、アンドレ・シウバらも達成していない偉業である。

また、昨季の冬の移籍市場で獲得されたソク・ヒョンジョンとムサ・マレガ(ともにすでにポルトを退団)の2人が半年であげたゴール数を、たった3試合で1人で上回ってしまった。

CL決勝トーナメント初戦では、イタリア王者ユベントスと対戦するポルト。ユベントスとしては、アンドレ・シウバやエクトル・エレーラ、ヤシン・ブライミオタービオ・モンテイロなど、獲得に興味を示している選手が多く在籍し、この上ないスカウトの機会であるが、彼ら以外にも、このチキーニョ・ソアレスという新たなストライカーに警戒しなければならないはずだ。

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ジョン・テリー、引退後を見据えポルトガル語を勉強中?

『maisfutebol』

ジョン・テリーが、自身のSNSにポルトガル語を勉強している写真を投稿した。

テリーが共有した写真に写るのは、規則動詞の現在活用形が並ぶ、超基礎的な単元。ポルトガル語学習を始めたばかりだと推測される。

この投稿から、『maisfutebol』は、テリーが引退後にポルトガルに関連するキャリアを歩むのではないかと推測。ポルトガルで指導者の勉強をする可能性や、恩師ジョゼ・モウリーニョら、ポルトガル人監督のテクニカルスタッフになる可能性を報じている。

チェルシーの盟友フランク・ランパードが引退し、自身の将来についても考える機会が増えたであろうテリー。ポルトガル語を使うキャリアを歩むのだろうか。

©FutePor -ふとぽる-

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