【過去コラム再掲】2014-15シーズン、ポルトガル3強の移籍市場を賑わす3名に要注目

ベンフィカのリーグ2連覇と共に幕を閉じた2014-15シーズンのポルトガルリーグ。今季も、注目のタレントが予想に違わず躍動し、ヨーロッパ全土のメガクラブが、ポルトガル3強から選手の引き抜きを画策している。

そこで、去年好評だった企画を再び実施。現地メディアの情報から、今オフでチームを離れる可能性が高いと推測される注目人物を、3強からそれぞれ1名ずつピックアップした。(今回は、昨季ほど移籍の噂が出ておらず、1名ずつの選出となることをご了承ください。その分、移籍実現率100%を目指します)

なお、昨季も同様の予想をし、

マルコビッチ(ベンフィカ→リバプール)

シケイラ(ベンフィカ→アトレティコ)

ロドリゴ(ベンフィカ→バレンシア)

ウィリアン・カルバーリョ(スポルティング残留)

カルロス・マネ(スポルティング残留)

マルコス・ローホ(スポルティング→マンU)

ジャクソン・マルティネス(ポルト残留)

マンガラ(ポルト→マンC)

フェルナンド(ポルト→マンC)

と、9選手中6選手の移籍が実現した。手前味噌ながら、かなり高確率な的中率を誇る企画となっている。

(過去記事参照→http://sp.plus-blog.sportsnavi.com/yutasaito/article/9)

 

<ベンフィカ>

シーズン途中に、チームの中心エンゾ・ペレスがバレンシアへ移籍した。昨季も、上記の3選手以外には、マティッチ(チェルシー)やガライ(ゼニト)、オブラク(アトレティコ)など、現在メガクラブの主力として活躍する人財を多く排出した。今季も主力選手の引き抜きは避けられない。

ニコ・ガイタン

173cm 66kg アルゼンチン代表 27歳

推定違約金 3500万ユーロ

ベンフィカ不動の10番。中心選手として、チームのリーグ2連覇および2冠に貢献した。昨季も移籍の噂が流れた人気銘柄であり、今季もイングランド方面からの関心が絶えない。すでに代理人のジョルジ・メンデスとベンフィカ会長がロンドンとリバプールを巡り、強豪クラブとコンタクトを取ったという情報もある。

→噂される移籍先

リバプール、マンU、チェルシー、アーセナル、トッテナム、

特に、リバプールが獲得に熱心との報道。また、マンUは同選手獲得のために、ベンフィカへ、ナニを差し出す可能性があるとか。

 

<ポルト>

ブラジル代表ダニーロのレアル移籍がすでに決定済み。カゼミロも、レアルへのレンタルバックが濃厚だ。1番の注目は、毎年移籍の噂が絶えないエースの動向だろう。

☆ジャクソン・マルティネス

185cm 79kg コロンビア代表 28歳

推定違約金 3500万ユーロ

今季は21ゴールを挙げ、3年連続でポルトガルリーグ得点王という偉業を達成した。昨季は移籍濃厚と見られていたものの、まさかの残留。すでにポルトガルリーグのレベルを超越しており、選手自身も今季限りでのポルト退団を望んでいる。

→噂される移籍先

アーセナル、アトレティコ、バレンシア、ユベントス、マンU、トッテナム、バイエルン

中でも、アーセナル、アトレティコ、バレンシアが注目。アーセナルは契約違約金満額である3500万ユーロを用意。アトレティコは、昨季ポルトが狙っていた若手選手ラウール・ヒメネスと、今季レンタルしたオリベル・トーレスを差し出す可能性があるとか。バレンシアに関しては、ジャクソンの代理人が、最適の移籍先と明言している。敏腕代理人ジョルジ・メンデスが介入しており、移籍の可能性は限りなく高い。

(編集後記:アトレティコへ移籍決定)

 

<スポルティング>

カリージョやジョアン・マリオカルロス・マネーら若手選手の成長が際立ったシーズンであった。この中にも、移籍の噂が流れる選手が数名。

☆セドリック・ソアレス

172cm 66kg ポルトガル代表 23歳

昨季よりプチブレイクし、今季大ブレイクを果たしたポルトガル代表の右サイドバック。若手の成長が目立つスポルティングにおいても、群を抜いて安定したパフォーマンスを発揮している。23歳と年齢も若く、将来のポルトガルを背負って立つことが期待される注目選手である。自身は「契約がまだ1年ある」ことを強調したが、若手の大注目銘柄ながら市場価格はおよそ700万と格安であり、メガクラブが放っておくはずがない。

→噂される移籍先

バルセロナ、アーセナル、インテル、レバークーゼン、シャルケ、ウォルフスブルク

特に、ダニエウ・アウベスの後釜として、バルセロナが大注目。獲得候補であったポルトのダニーロをライバルのレアルに奪われ、攻撃面で貢献できるセドリックへの関心を強めている。昨季獲得を見送ったアーセナルも再び関心を示しているとか。ヨーロッパリーグでスポルティングと対戦したウォルフスブルクも獲得に興味。

(編集後記:サウサンプトンへ移籍決定)

 

繰り返すが、今季は昨季ほど多くの選手に移籍の噂が流れていない。その分、取り上げたガイタン、ジャクソン、セドリックの3名については頻繁に報じられており、その実現性も高いと推測される。ポルトガルリーグから羽ばたいたスター候補が、メガクラブで1年目から結果を残すケースが多々目撃された今シーズン。今回取り上げられた3名の移籍が実現し、来年の今頃には、メガクラブで活躍している姿を見ることができれば、この上なく嬉しい限りである。