【動画付き】大宮移籍が濃厚となったモレイレンセMFカウエについてご紹介します。

モレイレンセに所属するブラジル人MFカウエの大宮アルディージャ移籍が濃厚となった。『Record』は、50万ユーロで大宮アルディージャへ移籍すると報じ、『zerozero.pt』は、具体的なクラブ名は明かしていないがJリーグクラブへ80万ユーロで移籍するとそれぞれ伝えていた。今回は、ポルトガルでもマイナーなチーム、モレイレンセから来日するこのカウエについてご紹介したい。

現在モレイレンセに所属するカウエは、186センチの長身を誇る28歳のセントラルMFである。ポルトガルへ初めて到来したのは2009-10シーズンのレイソインス移籍。2011-12シーズンには、オリャネンセへ移籍して年間5ゴールとまずまずの結果を残した。その後は、ルーマニアのバスルイやアゼルバイジャンのネフチ、イスラエルのマッカビ・テル・アビブなどマイナーリーグを転々とし、昨2016-17シーズンにモレイレンセへ移籍し、ポルトガルに帰国していた。

カウエは、モレイレンセでキャリアハイとなる最高の1年を過ごし、38試合で4ゴールを記録。ポルトガル1部リーグでは、ペパ→アウグスト・イナーシオ→プティと2度の監督交代が行われるほどに低迷したクラブで中心選手として奮闘した。強豪スポルティング相手にゴールを決めたり、最終節のポルト戦では3-1で歴史的な勝利を挙げ残留を決定させた試合にフル出場。弱小クラブの1部残留に大きく貢献していた。

また、特筆すべきはモレイレンセのリーグ杯での快進撃であろう。カウエは、ポルト、ベンフィカらを敗退に追いやったビッグマッチでも90分間フル出場。ブラガとのファイナルでは決勝ゴールとなる1点をPKで沈め、モレイレンセの歴史的なメインタイトル獲得の立役者となった。

セントラルの位置でプレーするカウエ最大の特徴は、屈強な体と抜群のテクニックを生かしたボールキープ力だろう。中盤で時間を作りチームに落ち着きを与えるだけでなく、自らドリブルしてボールを前に運ぶ推進力も備えている。また、ロングフィードの精度も特筆すべき能力であり、サイドチェンジや相手DF裏に抜けるパスなど縦横のパスを織り交ぜ、チームの攻撃にリズムを与える。例えるなら、川崎フロンターレのエドゥアルド・ネット、大島僚太の名物ダブルボランチが備える能力を1人に集約したような選手である。

圧倒的なボールキープ力とロングフィードの技術を備えるブラジル人MFカウエ。来季はリーグ4位の強豪ビトーリア・ギマラインス移籍の噂も報じられていたが来日を決断。モレイレンセを1部残留に導いたその力で、次は大宮アルディージャを降格の危機から救う任務を任されることとなる。

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