【FutePor Scout File Number 7】リカルド・オルタ(マラガ)

モナコの10番ベルナルド・シウバが「ポルトガルのメッシ」ならば、マラガの10番リカルド・オルタは「クリスティアーノ・ロナウド2世」だ。

ともに1994年生まれでベンフィカのユースチーム出身。運命的に同じ国に生まれ、U-21ポルトガル代表でもしのぎを削る両者のライバル関係は、さながら「メッシ対クリロナのポルトガル版縮図」の様相を呈している。

2013年にビトーリア・セトゥバルのトップチームへ昇格したオルタは、19歳という若さでポルトガル中堅クラブのレギュラーに抜擢された。本シーズンは、1年目ながら34試合に出場し、7ゴールを記録。若手としてはこの上ない卓越した記録を残し、ポルトガル全土にその名を轟かせた。「若手の宝庫」であるポルトガルリーグでも抜きん出た才能を世界が放っておくはずもなく、僅か1年で海外デビューを果たすことになったのだ。

オルタの新天地となったのはスペインのマラガ。リーガ・エスパニョーラの有力チームと5年の長期契約を結んだ。現在では21歳ながらチームの10番を着用し、大ブレイクを予感させている。

オルタの最大の特徴はゴールへの執念だ。バイタルエリアは彼のシュートレンジであり、縦への直進的なドリブルや裏への飛び出しでゴールへ最短距離で突き進む。シュート精度にはまだまだ改善の余地があるものの、若き日のクリスティアーノ・ロナウドのように、ゴールへの貪欲さを感じさせる。

ともに1994年に生まれ、ベンフィカで芽を出した「メッシとクリスティアーノ・ロナウド」。前者はフランスで、後者はスペインでそれぞれ若手ながらエースナンバーを背負って戦っている。21世紀最高の選手となった唯一無二の両雄メッシとクリスティアーノ・ロナウドの背中を、将来を嘱望された2名の若手ポルトガル人が追う。

ベルナルド・シウバのライバル筆頭リカルド・オルタ。三十路を迎えたクリスティアーノ・ロナウドが代表から退いたとき、その後継者として母国のため貪欲にゴールを量産する姿が目に浮かぶ。