【FutePor Scout File Number 8】ラファ・シウバ(ブラガ)

ポルト、ベンフィカ、スポルティングの「3強」の牙城を崩すアウトサイダーNo.1候補、ブラガ。かつてポルトを率いた若手監督パウロ・フォンセッカのもと、躍進を目指す新興クラブで主軸を担っているのが、22歳のMFラファ・シウバだ。

2013-14シーズンにブラガへ加入したラファは、移籍初年度ながら32試合に出場して9ゴールを記録。ポルトガルにその名を轟かすヤングスターとして一躍脚光を浴び、2014年の2月にはポルトガルA代表に初招集された。当時の代表監督パウロ・ベントの信頼を得たラファは、2014年ブラジルW杯メンバーにも選出。21歳という若さでの快挙だった。

勢いそのままに、ラファは翌2014-15シーズンにも43試合で5得点と結果を残した。ブラジルW杯での惨敗により、代表監督がフェルナンド・サントスに代わってからはA代表を外れたが、U-21代表メンバーとしてチェコで行われたEURO2015に参加。クリスティアーノ・ロナウドの象徴「7番」を背に、見事母国を準優勝へ導いた。ブラガで3年目となる2015-16シーズンもコンスタントに活躍を重ね、ついに2015年の10月にA代表への復帰を実現させた。

ラファ・シウバは、3強を除いたポルトガルクラブでプレーする選手の中で、最もビッグクラブ入りが近い選手だろう。トップ下を主戦場とし、サイドのポジションでも卓越したパフォーマンスを発揮する。緩急をつけたドリブルと高い技術力を活かしたボールタッチ。確実にゴールを奪う決定力や右足のアウトサイドを使った「トリベーラ」は、母国の先輩リカルド・クアレスマのお株を奪う特殊能力だ。

この夏にはポルトが獲得を狙ったが、実現はせず。早くても次の冬の移籍市場、または来夏には、ポルトガルの3強チームやその他ヨーロッパ有数のビッグクラブへ移籍している可能性は高いだろう。

早熟の代表若手スターが、数年後にどのチームのユニフォームを着ているのか。ポルトガルフットボール界の注目ポイントだろう。