チェルシー解任から1ヶ月半、モウリーニョがロングインタビューに応じる

『Record』

12月の中旬に愛するチェルシーの監督を解任されたジョゼ・モウリーニョ。1ヶ月半の月日は流れ、スペシャル・ワンが『GQ』のロングインタビューに応じた。話題は解任されてからの心境やフットボールへの愛など。まだまだフットボールを学び続けようとする謙虚な姿勢や情熱は失っていない。

「現在私は職を手にしていないし、フットボールが私を何処へ連れて行ってくれるのかも分からない。フットボールの世界は全く分からないからね。しかし、家族に関して絶対的な確信としては、我々の家はイングランドに、そしてロンドンに在り続けるということだ。それでも、私はプロフェッショナルとして、移る準備が明確にできている。特にロンドンのフットボール、クラブの観点からはね。移らなければならないことは明白だとは思っている」

家族の他に、モウリーニョのモチベーションの動機となるものは何なのか。それこそがイングランドフットボールに特有な「競合」である。

「私はすでに、イングランドとイタリア、そしてスペインと、世界の主要3大リーグを体験した。毎週私には『競合』が必要だとはいつも言っている。スペインでは素晴らしいクラブにいれたが、1年間で試合は4つしかなかったのだ。バルセロナ対レアル・マドリードだ。それ以外では、いつも4-0、5-0、5-1、6-0で勝っていた。ただ、試合に勝つのは簡単でもリーグで優勝するのは難しい。我々が勝つのと同様に勝ち続けるような、2つのモンスターが同居していたからだ。だから、勝ち点110でスペイン王者になったこともあれば、91で逃したこともあった。しかしイングランドでは、75、いやもっと少ない勝ち点で優勝することがある。私には『競合』が必要なのだよ」

「無職」である現在の状況はどう思っているのか。どうやらモウリーニョにとって、フットボールは家族や友人と同様に生活には欠かせないものであるようだ。

「(無職の現状は)全く満喫していないね。欲しいものは全て同時に手にできるのだ。家族や友人もいるし、穏やかな生活もある。私が好きなものだ。そしてフットボールも手にできる。全ては同時に持てるものであり、どれかを諦める必要はない。完全な幸せであるためには、その全てが必要なのだ。だから私はフットボールに戻る。それが普通の習慣なのだ。2000年から監督としてこの世界で働いている。2007年にチェルシーを去った時には数ヶ月止まったが、現在がこの15-6年で2回目の休止だ。でもドラマにはならない。すぐに戻るさ」

フットボールの世界では、全てを手にしたように映るモウリーニョ。しかし、その情熱は決して途絶えていない。フットボールから学ぶことはもう何も無いのでは?そう尋ねられ、謙虚な姿勢で答えた。

「ノーノーノー。いつでも学ぶことはある。自分がスペシャリストだと感じているフットボールの分野でも、私は完璧ではないし、常に学び続けている。時には仕事で、時には生活で、世間は私を謙虚でない人間だと思っているようだ。しかし、私は謙虚なのだ。いつも、自分よりも知っている人たちから学びを得ようとしている」

新天地の候補として様々な憶測が飛び交う中、モウリーニョが次に情熱の矛先とするクラブは何処なのだろうか。

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