元田中順也指揮官マルコ・シウバが、スポルティング退団後初のロングインタビューに応じる。若き名将は何を語るのか【3/3】

『Record』

エストリルで伝説を築いたのち、スポルティングを7年ぶりのタイトルへ導いたポルトガルの若き名将マルコ・シウバ。日本では田中順也を信頼し、出場機会を与えた監督として知られているだろう。クラブ会長との不和を理由にスポルティングを解任され、今季よりギリシアのオリンピアコスを率いる同監督が、ポルトガルを去ってから初のロングインタビューに応じた。ポルトガルを震撼させた突然の退団を経て、マルコ・シウバは今何を語るのだろうか。

最終回の今回は、ポルトガルメディアを騒がせたスポルティング解任騒動についての回答をまとめる。

昨季スポルティングに7年ぶりのタイトルをもたらし、サポーターからも愛されたマルコ・シウバだったが、クラブ会長との不和を理由にわずか1シーズンで解任された。突然の、そして不当ともとれる契約解除について、ついに沈黙を破ったのだった。

「クラブの決断だった。それだけだ。驚いたかと聞かれれば、本当のことを言うと、そんなに驚きはしなかった。簡単な兆候を感じていたからね。見守るだけで十分だった。確証はなかったが、報道されたときには驚きはなかった」

「率直に言うと、その件は思い出したくもないし、掘り下げたくもない部分だ。明白なことだけをお伝えしよう。理解し難いことだった。当初は『正当な理由』で1人の監督を解任しようとのことだったが、ちょっと後には賠償金が支払われることになった。何が起きているのか、誰であろうと理解できないだろう。悲しいことだが、この件については話す価値がない。クラブのためにもサポーターのためにもね」

結果を残し認められながらも無念の契約解除。失意の1年間については怒りを隠せない様子だった。二転三転したクラブの対応に不信感をあらわにし、核心を明かしながらも多くを語ることは避けたのだった。

続いて、スポルティングでの日々を尋ねられ、マルコ・シウバはジャモールでのポルトガル杯優勝を最も幸せな瞬間に挙げ、CLでシャルケに敗れグループリーグ突破が難しくなった試合を、最も厳しい瞬間に選んだ。

また、ギリシア王者オリンピアコスを率いる立場から、ポルトガルでプレーするギリシア人選手についての質問にも回答。ベンフィカでプレーする2選手についてコメントした。サマリスは「ポルトガルサッカーで必要なプロフィールを備えている」と評し、新加入のミトログルについては「エリアの選手で、典型的な9番の特徴を備え、経験もある。ギリシアサッカー界で尊敬されている選手だが、ポルトガルでのプレーを評するにはまだ早すぎる」と自らの意見を述べた。

ポルトガルを震撼させた解任騒動について、初めて自らの口を開いたマルコ・シウバ。謎に包まれていた一件が、ようやく公にされたインタビューであった。スポルティング時代の失望を水に流し、異国で新たな挑戦に挑むポルトガルNo.1若手監督に注目だ。

©FutePor -ふとぽる-

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