ポルトの新監督候補はビッグネームひしめく7名。会長一番の希望は田中順也の恩師か

『zerozero.pt』

成績不振を理由にフレン・ロペテギ監督の退任を正式発表したポルト。リーグ3位に急転落したクラブを立て直す後任監督には、7名のポルトガル人指揮官が候補に挙げられている。

その中でも、クラブ会長ピント・ダ・コスタが最も強く望む新監督は、現在オリンピアコスを率いるマルコ・シウバであるようだ。ただし、マルコ・シウバ自身はポルトからのコンタクトを公式に否定している。スポルティングでは田中順也に出場機会を与え、就任1年目でリスボンの古豪に7年ぶりのタイトルをもたらした若き名将は、今季もここまでオリンピアコスでリーグ開幕から15戦無敗と絶好調。CLでもバイエルンやアーセナルらと同組になりながら、グループ突破へあと一歩のところまで手にかけていた。38歳という若さも同会長が重視する理想の監督像に相応しい。

第一候補のマルコ・シウバ以外にも、多くのビッグネームが新監督候補として挙げられている。2人目の候補は、ゼニトを率いるアンドレ・ビラス・ボアス。かつてクラブで、リーグ無敗優勝を含む4冠を達成したまさにポルトのレジェンド監督である。会長とも親交があり、今季限りでのゼニト退団を明言していることから、愛する古巣へ電撃復帰する可能性も否めない。

3人目は、元スポルティング監督のレオナルド・ジャルディンである。ただし、同監督は昨季、所属するモナコとの契約を2019年まで延長したばかり。CLで決勝ステージへ進出しているビラス・ボアスと同様に、シーズン途中での引き抜きは容易ではないだろう。また、マルコ・シウバとレオナルド・ジャルディンは、かつてポルトのライバルであるスポルティングを指揮した監督である。同クラブとの契約解除の際には、ポルトガル3強の他クラブを率いる場合には、違約金が生じる契約を結ばれている。

4人目は、今季バレンシアを解任されたヌーノ・エスピリト・サントである。元リオ・アベ監督、かつてはポルトで活躍したクラブの古株であり、ジョルジ・メンデスが代理人を務めていることからも、現在フリーな同監督の招聘は現実味がある。そして5人目は、こちらもクラブのかつての名手、セルジオ・コンセイサオンである。ただし、同監督は今季途中にビトーリア・ギマラインスの監督に途中就任したばかり。倫理的にもわずか半年でポルトの監督に席を移すとは考えにくい。

6人目は、モウリーニョの右腕であるルイ・ファリアだ。モウリーニョのチェルシー解任に伴い、そのアシスタントであるファリアも、現在はフリーの身。ポルト大学で学を修め、クラブやピント・ダ・コスタ会長とも親交が深い。モウリーニョが今季どのクラブにも就任するつもりがないのであれば、期間限定でファリアがキャリア初となるクラブの監督を務めることも十分に考え得るし、そうなれば面白い。

最後7人目が、ポルトBの監督であるルイス・カストロだ。同監督は2年前にも、現ブラガ監督パウロ・フォンセッカがポルト監督を途中解任された際に、シーズン末までの暫定監督を務めた経験がある。今回も、もしポルトが来季以降に正式な新指揮官を据えるのであれば、今季での上記ビッグネームの招聘は避け、ルイス・カストロに再び暫定監督を任せる可能性も否定できない。

ポルトガル国内のみならず、隣国スペインメディアも注目するポルトの監督事情。果たして、次なる監督には、国外で功績を残した若手ポルトガル人監督が、母国への凱旋という形でポルトに到来するのだろうか。はたまた、名アシスタントの監督デビューというウルトラCが飛び出すのだろうか。

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