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【保存版】17-18季、ポルトガル1部全18チームの監督人事と3名の注目監督を紹介!

ベンフィカの4連覇で幕を閉じたポルトガルリーグ2016-17シーズン。昨季もベンフィカの強さが際立った1年になったが、特筆すべきは、何と言っても、異常なまでの監督の流動性だろう。昨季は、1部所属18チーム中13チームが監督を途中交代させ、そのうち6チームは2度も指揮官を入れ替えた。1年に19回もの監督交代が行われるなど、世界でも類を見ないほどに、ポルトガルリーグの監督にとっては厳しい1年となった。

来たる2017-18シーズンも、10数回は監督交代が行われることだろう。新シーズンを迎えるにあたり、1部所属全18チームが昨季どのように監督を入れ替え、今季は誰を指揮官に据えてシーズン開幕を迎えるのか整理した。ぜひ、新シーズンの監督名鑑としてご利用頂きたい。

ベンフィカ:ルイ・ビトーリア

1位 ベンフィカ
ルイ・ビトーリア(続投)

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就任2年目の昨季は、前年のリーグ得点王・年間MVPであるジョナスが負傷離脱に悩まされるなど、リーグ2連覇に一時暗雲が立ち込めた。それでも、シーズン途中にパリ・サンジェルマンへ移籍したゴンサロ・グエデスや、リーグ最優秀若手選手に選ばれたRSBネウソン・セメード、リーグ最優秀GKに選ばれたエデルソン・モラエスら、監督自身が1年目に抜擢し、重宝した若手選手がチームの中心選手としてたくましく成長した。初年度に植えた種を見事に花開かせ、リーグ2連覇を達成。ジョルジ・ジェズス期から続き、ベンフィカにリーグ4連覇の快挙をもたらした。

就任3年目となる今季は、リーグ5連覇に向け最大の正念場となる。2シーズン前にビッグクラブへ羽ばたいたレナト・サンチェス(バイエルン)に続き、今季は前述のグエデスのみならず、セメード(バルセロナ)やエデルソン(マンチェスター・シティ)、CBビクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)ら「ビトーリア・チルドレン」が一斉に退団。プレシーズンに行われたヤングボーズとのテストマッチでは1-5で大敗するなど、早速チーム状況が心配されている。

リーグ3連覇の快挙を達成するためにも、ルイ・ビトーリアには、就任1年目のように無名な若手選手を、ルイゾンやジョナス、ミトログルら経験豊富なベテラン選手と高度に融合させることが求められる。「第2期ビトーリア・チルドレン」を輩出しないことには、リーグ5連覇の夢はライバルに阻まれてしまうことだろう。

ポルト:セルジオ・コンセイサオン

2位 ポルト
ヌーノ・エスピリト・サント(今季:ウルバーハンプトン)
→セルジオ・コンセイサオン(前季:ナント)

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かつてアンドレ・ビラス・ボアスビトール・ペレイラが成し遂げたリーグ3連覇の黄金時代も今や昔。パウロ・フォンセッカ、フレン・ロペテギ、そしてヌーノ・エスピリト・サントと、監督を取っ替え引っ替えし、チームは安定性を喪失。タイトルから長らく見放されている。昨季はバレンシアで名声を高めたクラブOBヌーノでも、王座奪還とはならず。リーグ戦では、ペレイラのもと無敗優勝を成し遂げた2012-13シーズン以来となるリーグ戦ホーム無敗を達成したものの、得点力不足に悩まされ、全コンペティションを通したドローの回数は、クラブ史上最多となる16回という不名誉に。ヌーノ・エスピリト・サントは、シーズン終了後に事実上の解任の形で、愛する古巣の監督を自ら辞した。

新監督に迎えられたのは、2年連続となるクラブOB。かつてモウリーニョが率いたポルトでもプレーした元ポルトガル代表FWセルジオ・コンセイサオンが就任した。ベンフィカやスポルティングらライバルと比較して、移籍市場では全くと言っていいほど動きを見せなかったポルトにとっては、ブラガやビトーリア・ギマラインスなど、ポルトガル屈指の強豪クラブでキャリアを積んだ監督自身が最大の補強に。ポルトガル代表期待の若手FWアンドレ・シウバをミランに放出したが、プレシーズンはエースFWチキーニョ・ソアレスと、ベシクタシュから復帰したバンサン・アブバカルの2人が絶好調。ニースからRSBリカルド・ペレイラも復帰するなど、最小限の補強と、ロペテギ・ヌーノ時代に冷遇された選手たちの復帰により、監督が望むベストな布陣が整った。

開幕のエストリル戦に向けては、平日開催ながら4万枚のチケットがすでに販売されるなど、ポルティスタからの期待も一際厚い。王座奪還へ、今季のポルトは一味違う。

スポルティング:ジョルジ・ジェズス

3位 スポルティング
ジョルジ・ジェズス(続投)

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イスラム・スリマニとテオ・グティエレスの2枚看板を失い、シーズン開幕前から前線の陣容が心配されたスポルティング。一昨年は就任1年目のジョルジ・ジェズスのもと、リーグ王者まで勝ち点2差まで迫っていたが、昨季は厳しいシーズンになることが予想され、案の定、一時ブラガに3位の座を奪われるなど苦戦が続いた。それでも、リーグで唯一30ゴールの大台を超え得点王に輝いたバス・ドストと、ポルトガル代表にも定着したアシスト王ジェウソン・マルティンスの2人に支えられ、何とか3強の地位は死守した。

今季は就任3年目となるジョルジ・ジェズスに、もう戦力が十分ではないとの言い訳は許されない。クラブは、かつてベンフィカで国内3冠を達成した名将を援護すべく、これまでのクラブ史の中でも類を見ないほどに積極的な補強を実施。リオ五輪ポルトガル代表10番ブルーノ・フェルナンデスや、CSKAモスクワで本田圭佑とプレーしていたセイドゥ・ドゥンビア、ジョルジ・ジェズスのベンフィカ時代の教え子ファビオ・コエントラン、そして、バルセロナからジェレミー・マテューを獲得するなど、ポルトガル国民も驚く大型補強を敢行した。

プレーシーズンマッチでは、昨季CLベスト4のモナコに2-1で勝利するなど、メンバーがガラッと変わったチームの連携もまずまず。ベンフィカ時代から多くの選手を引き抜かれながら強固なチームを築き上げてきたジョルジ・ジェズスにとっては、ゼロからチームを作り直すのはお手の物。2001-02シーズン以来となるタイトル奪還へ。今季はサポーターも大いに期待できる1年になりそうだ。

ビトーリア・ギマラインス:ペドロ・マルティンス

4位 ビトーリア・ギマラインス
ペドロ・マルティンス(続投)

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9年ぶりに北のライバル、ブラガを上回り、リーグ4位の快挙を成し遂げたギマラインスは、国内屈指の名将になりつつあるペドロ・マルティンスが、引き続きチームを指揮。新監督を探していたポルトや、国外ではオリンピアコスなどからの引き抜きの噂もあったが、ひとまず監督の慰留に成功した。

昨季は、シーズン途中にチキーニョ・ソアレスがポルトに引き抜かれる中、エースFWムサ・マレガが奮闘。しかし、同選手は今季からポルトへレンタルバックしており、前線の破壊力は昨季に比べてやや物足りない印象。ELに出場するポルトガルクラブの多くはリーグ戦で調子を落とす傾向があるため、今季は踏ん張りどころだ。

ブラガ:アベル・フェレイラ

5位 ブラガ
アベル・フェレイラ(続投)

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昨季は、50年ぶりにカップ戦のタイトルをもたらしたパウロ・フォンセッカがシャフタールに引き抜かれ、ポルトからジョゼ・ペゼイロを招聘。リーグでは4位以上を維持し、開幕から最低限の結果を残していたが、ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだポルトガルカップで、2部コビリャン相手にまさかの敗退を喫したことを機に、突然の監督解任。ここから雪崩のようにチーム状況は悪化した。

後任として、昇格組シャービスでリーグ7位と奮闘していた国内きっての若手監督ジョルジ・シマオンを引き抜くも、若き名将もシーズン途中からではチームを上向きにできず、失意の途中解任に。最終的には、アシスタントコーチであるアベル・フェレイラが、今季の監督にも落ち着いた。

今季の最低条件は、ギマラインスからのリーグ4位奪還。戦力としては、スポルティングからリカルド・エスガイオとジェフェルソンをダブルで獲得し、DFラインの両翼を大幅に強化。シーズン9ゴールを決めたリカルド・オルタもマラガから完全移籍するなど、リーグ4位奪還に向け陣容は万全だ。38歳の青年監督にとっては、名将へのキャリアを築くにあたり勝負の1年となる。

マリティモ:ダニエル・ラモス

6位 マリティモ
ダニエル・ラモス(続投)

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昨季は新監督パウロ・セーザル・グスマオンが振るわず、シーズン開幕当初から絶不調に。しかし、早々に監督解任の手を打ったことが奏功し、終わってみればリーグ6位と大健闘した。

今季は、後半戦の躍進を主導したダニエル・ラモスがシーズン開幕からチームを指揮するため、リーグ5位以上も射程圏内だろう。2部クラブが主戦場であった同監督にとっても、1部の主要クラブで自身の手腕を見せつける絶好のチャンスとなる。

リオ・アベ:ミゲウ・カルドーゾ

7位 リオ・アベ
ルイス・カストロ(今季:シャービス)
→ミゲウ・カルドーゾ(前季:シャフタール アシスタントコーチ)

上位進出を狙った昨季は、新監督ヌーノ・カプーショが途中解任。新監督として、前年にアンドレ・シウバを主力に据えてポルトBで2部優勝に輝いたルイス・カストロを招聘。見事、同監督はチームを7位に引き上げ、今季はシャービスに引き抜かれた。

新監督には、昨季シャフタールでパウロ・フォンセッカ監督のもとアシストコーチを務めたミゲウ・カルドーゾが就任。フォンセッカのアシスタントは、前任者ルイス・カストロと通ずるものがあるが、カルドーゾは、スポルティングやブラガ、アカデミカなどでドミンゴス・パシエンシア(現ベレネンセス)のアシストコーチも歴任しており、ポルトガルリーグでの経験は十分。近年ポルトガルリーグの上位チームに割り込みつつあるリオ・アベで上位進出ができれば、名アシスタントから名監督への道が拓けることだろう。

フェイレンセ:ヌーノ・マンタ

8位 フェイレンセ
ヌーノ・マンタ(続投)

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2部リーグ3位から1部に昇格したフェイレンセは、降格の最有力候補とみられていたが、周囲の期待を良い意味で裏切り、リーグ8位とまさかの大躍進を遂げた。

その立役者となったのが、ジョゼ・モッタ解任後に途中就任したヌーノ・マンタであった。監督としてフェイレンセ一筋でキャリアを積み上げてきた39歳の青年監督は、今季より、ついに念願叶いシーズン開幕からトップチームを率いることに。昨季後半戦からの勢いを維持できれば、上位進出も夢ではない。

ボアビスタ:ミゲウ・レアウ

9位 ボアビスタ
ミゲウ・レアウ(続投)

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昨季はクラブOBエルウィン・サンチェスを途中解任し、ミゲウ・レアウを招聘。モレイレンセを1部昇格に導いた名将に、今季もチームを託す。ボアビスタは、2014-15シーズンに不正疑惑が晴れ、3部から1部に復帰してからすでに4シーズン目。リーグ優勝経験のある5チームの一角として、そろそろ古豪復活といきたい。

エストリル:ペドロ・エマヌエル

10位 エストリル
ペドロ・エマヌエル(続投)

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昨季は2度の監督交代を敢行するなどチームは大混乱。クラブのレジェンド監督マルコ・シウバ(現ワトフォード)が退任して以来、当初想定されていた「暫定監督」としては異例と言えるほど長らく指揮を執ったファビアーノ・ソアレスもついに解任された。後任のペドロ・ゴメス・カルモーナも早々に見限り、クラブはキプロスのアポロン・リマソールで実績を積んだ若き名将ペドロ・エマヌエルに救いを求めた。

無事、13-14シーズンに4位となったエストリルの面目を保ち残留は決定。今季は、ジョゼ・モウリーニョのポルトでプレーし、アンドレ・ビラス・ボアスのアシスタントとしてリーグ無敗優勝を果たすなど驚異のDNAを持つ指揮官のもと、上位返り咲きを果たしたい。ペドロ・エマヌエルは、マルコ・シウバ以来となるクラブの英雄となれるか。

シャービス:ルイス・カストロ

11位 シャービス
リカルド・ソアレス(今季:アービス)
→ルイス・カストロ(前季:リオ・アベ)

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シーズン途中に、国内屈指の若手監督ジョルジ・シマオンをブラガに引き抜かれる中、リーグ11位でシーズンを終えるなど、昇格組としては大健闘。監督リカルド・ソアレスは、来季より昇格するアービスに引き抜かれた。

今季は、リオ・アベを7位に導いたルイス・カストロと2年契約を締結。ポルトの育成年代を長らく支えてきた同監督にとって、シーズン開幕からトップチームを率いるのは、2005-06シーズンのペナフィエル以来となる。ポルトの裏方の人間から、いよいよその名を全国に知らしめることができるか。

ビトーリア・セトゥバル:ジョゼ・コウセイロ

12位 ビトーリア・セトゥバル
ジョゼ・コウセイロ(続投)

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かつてはポルトやスポルティングなどのビッグクラブで監督を歴任したが、近年は国外を含め所属クラブを転々。14-15シーズンにはマルコ・シウバが築いたエストリルをぶち壊すなど、最近ではすっかり「過去の人」となってしまったジョゼ・コウセイロ。しかし昨季は、18チーム中監督が解任されなかった5チームの監督のうちの1人となり、思わぬ形で脚光を浴びた。(残りの4チームが、ベンフィカ、ポルト、スポルティング、ギマラインスの上位4チームだったからなおさらだろう)

今季は、ポルトがクラブの将来を担うと期待を寄せる2名、リオ五輪ポルトガル代表エースFWゴンサロ・パシエンシアと、世代別代表の常連であるトーマス・ポズタウスキーらが加入するなど、若い力がチームに参画。戦力は整ったが、あとは監督自身が名誉挽回のチャンスをものにできるか。

パソス・デ・フェレイラ:バスコ・セアブラ

13位パソス・デ・フェレイラ
バスコ・セアブラ(続投)

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パウロ・フォンセッカとジョルジ・シマオンが、上位の常連チームに育てあげたパソスだが、昨季はカルロス・ピントのもと、かつてのような下位チームに逆戻り。シーズン途中に就任した33歳の若手監督バスコ・セアブラのもと、何とか降格は免れた。

続投となるバスコ・セアブラにとっては、来季は1部のトップチーム監督して迎える初めてのシーズン。かのビラス・ボアスがポルトで伝説の4冠を成し遂げたのは、現在のセアブラと同じ33歳のとき。若手監督としてひとつ抜きん出るために、今季は目に見える結果を残したい。

ベレネンセス:ドミンゴス・パシエンシア

14位 ベレネンセス
ドミンゴス・パシエンシア(続投)

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昨季は期待を一身に浴びたフリオ・ベラスケスがシーズン途中にまさかの辞任。その後任として監督就任したキン・マシャードは、チーム状況を悪化させ早々にお役御免。ポルトのレジェンドFWであるドミンゴス・パシエンシアが、62年ぶりのスポルティング戦勝利など奮闘し、何とか残留を達成した。

ブラガ時代には、EL決勝でビラス・ボアス率いるポルトと激戦を繰り広げたパシエンシアだが、近年はスポルティングやビトーリア・セトゥバル、その他海外クラブでもいまいち結果を残せずにいる。名誉挽回に向け、今季こそはこの古豪クラブを上位に導かなくてはならない。

モレイレンセ:マヌエル・マシャード

15位 モレイレンセ
プティ
→マヌエル・マシャード(前:アロウカ)

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昨季はリーグ杯でポルトやベンフィカ、ブラガなど強豪クラブを次々と打ち破り、まさかの初優勝を飾ったモレイレンセだが、リーグでは低迷を続け、ペパとアウグスト・イナーシオの2人の監督を解任した。シーズン末まで指揮を執ったプティが、ポルトとの大一番に勝利するなど、何とかチームを残留に導いたが、シーズン末には同監督もクラブと双方の合意のもと契約を解消した。

モレイレンセは新監督として、61歳の老将マヌエル・マシャードと単年契約を締結。同監督は昨季、5シーズン率いたナシオナルを解任され、チームはのちに最下位に沈み降格。また、シーズン途中から率いたアロウカでも、早期に解任され同じくのちに降格するなど、関わった2チームがともに降格する見事な疫病神っぷりを発揮。大宮アルディージャへ移籍した昨季の中心選手カウエも退団するなど、今季は残留に向けまさに正念場。疫病神に足を取られ、再び2部に落ちるのだけは避けたいところだ。

トンデーラ:ペパ

16位 トンデーラ
ペパ(続投)

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新シーズンは、シーズン途中に就任したペパと契約を1年延長。同監督は、2010-11にアシスタントコーチとして率いたチームへの残留を決めた。昨季は開幕から長らく最下位に沈み、プティも退任するなど低迷を続けたが、ペパの監督就任もあり、前半の勝ち点「10」から、後半は「22」を上積み。昨季後半戦の勢いそのままに、早いうちに残留を決めたい。

ポルティモネンセ:ビトール・オリベイラ

2部1位 ポルティモネンセ
ビトール・オリベイラ(残留)

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昨季はポルティモネンセを2部リーグ優勝に導き、自身は5年連続10回目の1部昇格を達成したビトール・オリベイラ。例年、昇格の任務を終えると他の2部クラブへ引き抜かれる同監督だが、今季はポルティモネンセに残留し、2004-05シーズンぶりに強豪並み居る1部に挑戦。ポルトガルいちの「昇格王」は、久々の1部リーグに爪痕を残せるだろうか。日本でも馴染み深い元鹿島FWファブリシオと、日本人FW亀倉龍希の2選手にも注目だ。

アービス:リカルド・ソアレス

2部2位 アービス
ジョゼ・モッタ(今季:スファクシアン(チュニジア))
→リカルド・ソアレス(前:シャービス)

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後半に怒涛の追い上げを見せ、圧倒的首位に立っていたポルティモネンセから一時王者の座を奪いかけたアービス。今季はシャービスからリカルド・ソアレスを引き抜き、1部定着に挑む。

注目監督

1.ペドロ・エマヌエル(エストリル)
記事中でもご紹介したように、驚異のDNAを持つ、次期ポルトガル人名監督候補のひとり。マルコ・シウバ以来となるエストリル上位復活の鍵を握る。

2.バスコ・セアブラ(パソス・デ・フェレイラ)
パウロ・フォンセッカはパソスでリーグ3位の奇跡を起こした翌年にポルトへ。ジョルジ・シマオンもリーグ7位から回り回ってブラガへ。近年パソスを上位に導いた若手監督にとって、同クラブはビッグクラブへの登竜門的な存在となりつつある。今季のポルトガルリーグでも、33歳と飛び抜けて若いセアブラにとっては、今季の成績次第では名門クラブ行きも夢ではなくなる。

3.ヌーノ・マンタ(フェイレンセ)
降格の最有力チームを8位に導いた手腕はお見事。シーズン開幕からチームを指揮できる今季は、さらなる上位進出も期待できる。リオ五輪で日本代表相手に4得点を沈めたチームの10番エテボ・オグヘネカロの残留次第では、今季のポルトガルリーグでフェイレンセが台風の目になる可能性は十分に考えられる。

以上、2017-18シーズンの1部18チームについて、監督人事を紹介した。今季は歴史上初めて1部・2部の全クラブが、ポルトガル人指揮官を監督に据えて新シーズンを迎える。今年もこの中から、将来世界のビッグクラブに羽ばたく人材が生まれることを期待したい。

あの敏腕代理人がアンドレ・シウバの活躍を保証「C・ロナウドから多くを学んでいる」

『zerozero.pt』

ポルト10番アンドレ・シウバのミラン移籍をほぼほぼ実現させた代理人ジョルジ・メンデスが、21歳のポルトガル代表未来のエースを獲得したミランを絶賛し、同選手の活躍を保証した。

「ミランのマネジメントは素晴らしい仕事をしている。世界のフットボールシーンで最も注目を集めるタレントのひとりであるアンドレ・シウバの獲得によって、トップクラブが並み居る競争激しい市場に乗り込むことができた」

「彼は確実に今後数年で、イタリアでは最高のFWのひとりになるだろう。そのためのクオリティはすべて兼ね備えている。ミランのサポーターは、彼に魅了されることだ。ミランはここ5、6年、このような重要な選手がクラブのユニフォームを着ている姿を見ることができなかったのだから」

「この移籍が成功したことには満足している。ちなみに、アンドレ・シウバはクリスティアーノ・ロナウドを尊敬していて、彼から多くを学んでいる」

フットボール界でも屈指の敏腕代理人が認めたアンドレ・シウバ。ミランの歴史にその名を刻めるか。

©FutePor -ふとぽる-

僕のポルトガル時代13-14シーズンを戦った監督たちの出世具合がハンパない件

ポルトの新監督にセルジオ・コンセイサオンが就任した。本サイトのニュース記事に使う写真を探していると、当時ポルトを率いていたパウロ・フォンセッカと、当時アカデミカ監督であったコンセイサオンが並んで写る写真があることを思い出した。

そういえば、僕がポルトガルに住んでいた2013-14シーズンの監督たちは、このフォンセッカやコンセイサオンを含め、今では世界中にその名が知れ渡りつつある。そう思い、ポルトガルリーグ14-15シーズン開幕前に執筆した全1部クラブの監督人事の記事を読み返すと、当時は世界的にはまだまだ無名で、当然日本でも知られていないが、今ではここ日本でもその名が知れ渡るほどに、大出世を遂げている監督が続々と見つかった。

そこで今回は、僕がポルトガルに住んでいた13-14シーズンにはまだまだ無名だったものの、今ではすっかり世界的に有名になった監督たちを紹介していきたい。

(以下、順位と所属クラブは13-14のデータ)

1位 ベンフィカ
ジョルジ・ジェズス(現スポルティング)

なかなか海外クラブを率いる経験がないことから、世界的にはイマイチ知名度があがらないジョルジ・ジェズスだが、当時13-14シーズンのポルトガルでの知名度は今回紹介する監督の中でもトップ。この年は、不調に沈んだリーグ3連覇王者ポルトを上回り、見事ベンフィカにタイトルを取り戻した。翌シーズンは、国内3冠とELでも2年連続決勝に進出するなど、急速にその評価を高め、現在はスポルティングでベンフィカ時代の成功を再現しようとしている。

2位 スポルティング
レオナルド・ジャルディン(現モナコ)

13-14シーズンの1年間だけスポルティングを率い、見事前年7位のチームをCL圏内に引き上げたのが、今ではフランスリーグ制覇とCLベスト4進出ですっかり有名になった現モナコ監督レオナルド・ジャルディン。この年ポルトガルリーグを率いた監督の中でも、その出世具合は圧倒的だろう。

また、当時のスポルティングに所属していたのは、RSBセドリック・ソアレス(サウサンプトン)やCBマルコス・ローホ(マンチェスター・ユナイテッド)、FWイスラム・スリマニ(レスター)、そして現在もクラブでプレーするポルトガル代表MFウィリアン・カルバーリョアドリエン・シウバなど、レオナルド・ジャルディンが抜擢した若手~中堅の選手たちの知名度の上がり具合も、眼を見張るものがある。

3位 ポルト
パウロ・フォンセッカ(現シャフタール)

この年は、アンドレ・ビラス・ボアスビトール・ペレイラが達成したリーグ3連覇中のポルトに4連覇をもたらすという重責が課せられ、そのプレッシャーに負けたのか、残念ながら途中解任となり、ビッグクラブには相応しくないというレッテルを貼られてしまったフォンセッカ。しかし、前年に弱小パソスをリーグ3位に導いた手腕に疑いの余地はなく、その後はブラガに50年ぶりにカップ戦のタイトルをもたらし、今シーズンはシャフタールでウクライナリーグとカップ制覇の2冠に輝くなど、名誉挽回に成功。ウクライナリーグ最優秀監督に輝き、その知名度はうなぎのぼりだ。

4位 エストリル
マルコ・シウバ(現ワトフォード)

(残念ながら、現地で撮影した写真はなし)

レオナルド・ジャルディンにつぎ、当時からの出世具合がハンパないなのが、エストリルを4位に導いたマルコ・シウバだ。クラブの英雄として最期のシーズンを送った13-14の翌年には、スポルティングの監督に就任。クラブ会長との不仲を理由に1年で解任されたが、スポルティングに7年ぶりのタイトルをもたらしていた。またこの年は、田中順也があのブラガ戦での直接FKを披露するなど、日本でもよく知られる監督となった年であった。

その後は、オリンピアコスでリーグ開幕17連勝21戦無敗の新記録を打ち立て、今シーズンはハル・シティでプレミアリーグを席巻するなど、すっかり世界のフットボール界ではホットな監督へと出世。来季はワトフォードを率いることが決まっている。

6位 マリティモ
ペドロ・マルティンス(現ビトーリア・ギマラインス)

(残念ながら、現地で撮影した写真はなし)

マリティモでの集大成となった13-14シーズン、ペドロ・マルティンスはクラブを6位に導き、翌年にはリオ・アベが監督として抜擢。この中堅2クラブを上位に導いた手腕が評価され、今シーズンはビトーリア・ギマラインスへ。見事、ライバルのブラガを抑え、リーグ4位に躍進した。いよいよポルトガルリーグを飛び越え、オリンピアコスなど海外クラブが注視し始めるなど、国内で知る人ぞ知る優秀な監督という立場から、ポルトガルリーグではトップクラスの名将として評価を高めつつある。

8位 アカデミカ
セルジオ・コンセイサオン(現ポルト)

13-14シーズンにポルトを解任されたパウロ・フォンセッカにとって、当時アカデミカを率いていたセルジオ・コンセイサオンは忘れられない存在となった。僕がこの写真を撮影したコインブラでの一戦でポルトはまさかの敗戦を喫したが、この辺りから、フォンセッカの手腕に疑問が噴出し始め、後の解任へと繋がった。

選手としては有名だったが、13-14シーズンのコンセイサオンは、監督としてはまだまだ駆け出しの存在。しかし、その後はブラガを4位、降格圏に沈んでいたギマラインスを10位に導くなど、国内では指折りの若手監督のひとりに。今季は初めてトップチーム監督として海外リーグに挑戦し、モナコでリーグ制覇を達成したレオナルド・ジャルディンとともに、ナントでその知名度を高めた。そして来季からは、古巣ポルトを指揮する。

10位 ビトール・ギマラインス
ルイ・ビトーリア(現ベンフィカ)

(残念ながら、現地で撮影した写真はなし)

この監督は、まるでノーマークだった。13-14シーズンのギマラインスはリーグ10位で、前掲の監督人事の記事でも、書く内容に困ったのはご覧の通り。

しかし、翌年にギマラインスを5位に導き、そのまた翌年にはベンフィカの監督に就任すると、シーズン序盤は解任の噂が生じるなど苦戦したが、終わってみれば初年度からリーグ制覇とCLベスト8進出を達成。今季はベンフィカにリーグ4連覇をもたらし、すっかり国内No.1の評価を得る名将へと出世した。

このルイ・ビトーリアの手腕は若手育成の面でも発揮され、彼がベンフィカで重宝した若手選手は、下記の通り、続々とビッグクラブへと羽ばたいていった。

レナト・サンチェス→バイエルン
ゴンサロ・グエデス→パリ・サンジェルン
エデルソン・モラエス→マンチェスター・シティ
ビクトル・リンデロフ→マンチェスター・ユナイテッド(移籍合意が正式発表の段階)

11位 リオ・アベ
ヌーノ・エスピリト・サント(現ウルバーハンプトン)

リーグでは11位ながら、この年ポルトガルカップとリーグカップの2つのカップ戦で決勝に進出するなど、実は大躍進を遂げていたリオ・アベ。そんなクラブを率いていたのが、ヌーノ・エスピリト・サントだ。翌年にはバレンシアへ羽ばたき、日本を含めた世界中のフットボールファンから「誰だ」と声が相次いだが、その実力はスペインで実証済み。前年にポルトガルの中位クラブであるリオ・アベを率いていたとはにわかに信じがたいほどの出世を遂げた。今季はポルトを1年で退任することになったが(辞任とされているが、おそらく独裁者ピント・ダ・コスタ会長の圧力による事実上の解任だろう)、チームは得点力不足に悩まされ引き分けまみれとなるなか、ホームでは無敗と実は良い成績を残していた。継続性のなさというポルトの悪い癖が出た監督人事となったが、ヌーノ・エスピリト・サントは、友人ジョルジ・メンデスのツテで早くも新たな挑戦の場を獲得。来季はイングランドチャンピオンシップのウルバーハンプトンを率い、名誉挽回に挑む。

他にも、13-14シーズン当時はアロウカを率い、その後はアポロン・リマソールを経て、今季エストリル監督に途中就任したペドロ・エマヌエルや、当時はベレネンセスを降格から救い、今ではCLにも度々登場するマッカビ・テル・アビブを指揮するリト・ビディガルなどもいた。

ポルトに住んでいた当時は、アンドレ・ビラス・ボアスも去り、選手としてはラダメル・ファルカオやフッキ、ハメス・ロドリゲス、ジョアン・モウティーニョらも退団し、パウロ・フォンセッカ率いるポルトへの期待感の薄さも相まり、「ポルトガルリーグの谷間の時期に不運にもポルトガルに来てしまった」と物足りなさを感じていた。実は毎週ドラガオン・スタジアムで観戦していたリーグ戦の監督席には、今ではすっかり世界的な名将の仲間入りを果たそうとしている「監督の原石」が大量に眠っていたのは知る由もなかった。

PSGへ監督流出危機のスポルティング、新監督として国内外から4名をリストアップ

『zerozero.pt』

ヌーノ・エスピリト・サントが退任し、新監督を探しているポルトに引き続き、スポルティングも新監督の確保に強いられている。

現在指揮を執るジョルジ・ジェズスには、ウナイ・エメリ監督に満足していないパリ・サンジェルマンが興味を抱いており、違約金を満たす1500万ユーロを支払う用意があるようだ。監督自身も、初となる海外のビッグクラブへの監督就任を望んでおり、オファーが届けば流出は避けられない。

そこで、スポルティングは、来季の新監督候補として4名をリストアップ。ポルトガルリーグから1名、海外リーグから3名に注目しているようだ。

1人目は、今季ビトーリア・ギマラインスをリーグ4位に導いたペドロ・マルティンス。現在ベンフィカでリーグ4連覇を達成したルイ・ビトーリアですらギマラインスを5位に導くにとどまったのだから、その手腕に疑いの余地はない。

2人目は、国内リーグではアロウカなど多くの下位クラブを残留に導き、現在はマッカビ・テル・アビブを率いるリト・ビディガル。

3人目は、1860ミュンヘンで3部降格の危機にいるビトール・ペレイラ。フェネルバフチェやこの1860ミュンヘンでもいまいちふるっていないが、ポルト時代には無敗優勝を含むリーグ2連覇を達成するなど、実績は十分だ。

4人目は、ポルトも狙っているパウロ・ソウザ。かつてクラブでプレーしたOBは、今季限りでフィオレンティーナとの契約を終えるため、フリーで獲得できる可能性がある。

ベンフィカでの6シーズンで10のタイトルを獲得した名将ジョルジ・ジェズスの引き抜きは大ダメージとなるが、その影響が最小限となる実績・経験が豊富な4監督が揃った。ジョルジ・ジェズスの動向とならび、スポルティングの新監督人事に注目が集まる。

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パリ・サンジェルマン、王者奪還に向けポルトガル国内3冠のジョルジ・ジェズスを招聘か

『O JOGO』

レオナルド・ジャルディン率いるモナコにリーグ・アン王者の座を譲ったパリ・サンジェルマンが、来季の王座奪還に向け、スポルティング監督ジョルジ・ジェズスの招聘を希望しているようだ。

『Jornal de Notícias』によると、パリ・サンジェルマンは、すでにジョルジ・ジェズスに対して具体的なオファーを提示したようだ。スポルティングと年俸750万ユーロの2年契約を残す同監督を引き抜くため、2年分の年俸に当たる違約金1500万ユーロを用意したという。

一方のスポルティング側も、ブルーノ・デ・カルバーリョ会長が、欧州のトップクラブでの指揮を望むジョルジ・ジェズスを慰留するのは難しいと考えているようだ。同監督は、ベンフィカ時代に、リーグと2つのカップを制して国内3冠を成し遂げるなど圧倒的な成績を残しているが、パリ・サンジェルマンのような海外のビッグクラブを率いた経歴はない。

先日は、「スポルティングでチャンピオンになるために来た」と愛するクラブへの残留を暗示したジョルジ・ジェズスだが、60歳を超えキャリアの終盤を迎えたいま、夢であった海外挑戦を選択する可能性は十分に考えられる。

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