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英誌「次世代の監督」25名にポルトガル人監督4名が選出!PSG後任候補に上がった2人も

『maisfutebol』

英誌『World Soccer』が3月、「世界のサッカーシーンにおける次世代の監督」25名を選定。ポルトガル人監督からは4名が選ばれた。

今回選ばれた4名は、ポルトのセルジオ・コンセイサオン、リオ・アベのミゲウ・カルドーゾ、シャフタール・ドネツクのパウロ・フォンセッカ、そして、トンデーラのペパ。
コンセイサオンは、ポルトガルリーグ第27節時点でポルトを首位に導き、2012-13シーズン以来となるリーグ王者のタイトル獲得が期待されている。
パウロ・フォンセッカは、リーグ3位の奇跡を成し遂げたパソス・デ・フェレイラやポルト、ブラガなどで実績を積み、現在はシャフタール・ドネツクを率いてリーグ首位。CLでは、ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティに勝利するなど、世界のサッカーシーンで赤丸急上昇中のポルトガル人指揮官の1人であり、コンセイサオンとともにパリ・サンジェルマンの次期指揮官候補にも報じられている。
ミゲウ・カルドーゾは、このフォンセッカのもとでアシスタントコーチを務め、今季よりポルトガルのリオ・アベを率いている。ポルト近郊の中クラブを現在リーグ5位に導いており、国内での評価を高めている。
今回選出された4人のうち最年少となる37歳のペパは、毎年降格候補に挙げられるトンデーラを今季途中より率い、リーグ11位と大健闘している期待の新星である。

なお、今回選出された25名のうち、上記ポルトガル人監督4名以外には、ニコ・コバチ、ユリアン・ナーゲルスマン、マッシモ・オッド、マウリツィオ・サッリ、パトリック・ヴィエラなどが選ばれている。

「次世代の監督」として挙げられた4名は、ジョゼ・モウリーニョ、アンドレ・ビラス・ボアスレオナルド・ジャルディンマルコ・シウバなど、海外リーグやCLで躍進し一時代を築いた先人に並べるか。今後の活躍に期待がかかる。

※セルジオ・コンセイサオン、ミゲウ・カルドーゾ、ペパについては、下記記事も是非ご参考ください。

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ポルトのレジェンドFWが元同僚コンセイサオンを絶賛「ネクスト・モウリーニョになり得る」

『A BOLA』

かつてポルトのエースFWとして活躍したベニー・マッカーシーが、現在クラブを率いてリーグ戦で首位に立つセルジオ・コンセイサオン監督を絶賛した。

「セルジオ・コンセイサオンはクオリティがあり、チームは才能のある選手を揃えている。並外れた監督になるだろう。ポルトガルフットボール界のネクスト・モウリーニョだ」

マッカーシーといえば、ジョゼ・モウリーニョに率いられ、CLを制覇したポルトのメンバー。コンセイサオンもその一員であった。マッカーシーは、選手として欧州王者に輝いたコンセイサオンのメンタリティを信頼している。

「チャンピオンというものがなんたるかを知っている。監督として情熱があり、選手も彼を信頼している」

かつての同僚に称賛されたコンセイサオン。その信頼に違わず、ポルトに2012-13シーズンぶりのタイトルをもたらせるだろうか。

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ポルト、中島翔哉の獲得へさらなる意欲。今季リーグ無敗監督コンセイサオンが好評価

『A BOLA』

ポルトがポルティモネンセFW中島翔哉の獲得への意欲をさらに強めているようだ。ポルトガル最王手サッカーメディア『A BOLA』が報じた。

同メディアによると、今季より古巣クラブの監督に就任し、ここまでリーグ無敗でチームを首位に導いているセルジオ・コンセイサオンが中島のクオリティを評価しており、ウイングのポジジョンでプレーするヤシン・ブライミヘスス・コローナ、エルナーニらとのチーム内競争を激しくするため、中島の加入を歓迎しているという。

ただし、ポルトはポルティモネンセが要求する中島の違約金満額である1000万ユーロを支払う意思はなく、現在ポルティモネンセにレンタル移籍中の左サイドバック、イナーシオの保有権の移譲と、ブラジル人ガレーノの今季末までの貸し出しをもって、獲得に必要な資金を下げようとしているようだ。

最後に、同メディアは「両クラブの良好な関係からも、ポルトはポルティモネンセとの合意に至ることが可能であると信じている」と、移籍の可能性についてはポジティブに捉えていることを報じた。

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ポルト監督、開幕6戦全勝もポルティモネンセを警戒「質の高い『個』がいるチーム」

『maisfutebol』

ポルトのセルジオ・コンセイサオン監督が、ポルトガルリーグ第7節、金曜日にホームで開催されるポルティモネンセ戦に向けた記者会見に応答。ここまで開幕から6戦全勝で首位に立つなど好調を維持する中でも、前節フェイレンセ戦で勝利を取り戻したポルティモネンセへの警戒心をあらわにした。

「難しい試合になると予想している。クオリティの高い『個』と、経験豊富な監督のもとのびのびとプレーするチームと対戦する。ポルティモネンセのアウェイゲーム3試合を見たが、(ブラガ戦、リオ・アベ戦、ベンフィカ戦。ポルティモネンセは3戦3敗で終えた) 結果はピッチで起きたことを反映してはいない。競争力があり、対戦相手を恐れていない。間違いなく、ここに戦いに来て、我々を苦しめるチームと対戦することになるだろう。責務を持ち、勝つために戦わなくてはならない」

コンセイサオンが、「アウェイの3試合を見た」と取り上げたのは、今節がポルトのホームでの対戦、すなわち、ポルティモネンセのアウェイゲームであるためだろう。当然、前節ポルティモネンセのホームで行われたフェイレンセ戦を研究していないはずはなく、強烈な2ゴールを挙げた中島翔哉のプレーも目に焼き付けているはずだ。同監督が「クオリティが高い」と語った「個」の中には、この中島翔哉や、ベンフィカ戦で好パフォーマンスを発揮した元鹿島ファブリシオ、チームの主軸パウリーニョらが含まれているであろうことは推測できる。

開幕から無敗を維持するポルトだが、下位に沈む昇格組ポルティモネンセに油断はしていない。敵将コンセイサオンをそうさせたのは、まさに、ベンフィカやリオ・アベなど、強敵相手にも怯むことなく勇敢に立ち向かっているポルティモネンセの面々だ。

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2017-18夏季、ポルトガル3強の補強診断。三者三様のチーム強化と注目の新戦力を紹介

2017-18シーズン夏季の移籍市場が閉幕した。例年、多くの主力選手を欧州のビッグクラブに引き抜かれ、この時期にはチームの陣容がガラッと変わるポルトガルリーグの3強。今季は、特にベンフィカが列強クラブの餌食となったが、その代わりの補強はどのように進めたのか。ベンフィカ、ポルト、スポルティング、例年以上に三者三様の特徴が出た移籍市場での動きを補強診断として採点し、注目の新戦力を紹介する。

(以降、主な移籍リストは、Aチームの加入・退団選手のうち、代表的な移籍のみ掲載)

ベンフィカ

目玉補強

ガブリエウ・バルボーザ(ガビゴウ)

今夏は、ルイ・ビトーリアが種を蒔き、花開かせた「ビトーリア・チルドレン」が、みな列強クラブに刈り取られた。シーズン途中にゴンサロ・グエデスがパリ・サンジェルマンに引き抜かれると、シーズン終了後には、RSBネウソン・セメードがバルセロナに、CBビクトル・リンデロフがマンチェスター・ユナイテッドに、そしてGKエデルソン・モラエスがマンチェスター・シティへ、ベストイレブンにも選ばれたリーグを代表するディフェンス陣が根こそぎ引き抜かれてしまった。

主力選手がこぞって退団したベンフィカだが、補強市場での動きは意外にも物静か。このまま新シーズンを迎えるのかに見えたが、移籍市場最終日に大きく動いた。

ポルトやスポルティングらと争奪戦を繰り広げ獲得した今夏の目玉補強が、インテルよりレンタルで獲得したガビゴウ。マルセイユに移籍したミトログルの穴を埋める補強として、ブラジルの逸材を確保した。

また、同日にはネウソン・セメードの後任として、バルセロナからドウグラスもレンタルで獲得。移籍市場開幕直後には、U-21ポルトガル代表の正GKとして活躍し、先日ポルトガル代表にも初選出されたブルーノ・バレーラを、マンチェスター・シティへ移籍したエデルソンの後継者として獲得するなど、何とかビトーリア・チルドレン退団の穴をおおむね埋めることに成功した。

しかし最大の懸念点は、クラブのバンデイラCBルイゾンの相棒を誰が務めるのかという問題。昨季はユナイテッドへ移籍したリンデロフがルイゾン以上の安定感を発揮したが、この夏、代替のCBは獲得できず。加齢による衰えも見られるルイゾンが1年間フル稼働できる保証もなく、CBのポジションが今季のベンフィカにとってアキレス腱となるおそれもある。

主な移籍

【OUT】
エデルソン・モラエス(マンチェスター・シティ)
ビクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)
ネウソン・セメード(バルセロナ)
ルカ・ジョビッチ(フランクルフルト)
アンドレ・オルタ(ブラガ)
アンドレ・カリージョ(ワトフォード)
ミトログル(マルセイユ)
【IN】
ブルーノ・バレーラ(セトゥバル)
ミル・スビラール(アンデルレヒト)
ドウグラス(バルセロナ)
クリス・ウィロック(アーセナル)
ハリス・セフェロビッチ(フランクルフルト)
ガブリエウ・バルボーザ(インテル)

補強診断

70点
→エデルソンの穴埋めに、将来のポルトガル代表正GK候補を確保できたのは◎。また、駆け込み移籍でガビゴウと、セメードの後任ドウグラスの2人の大物も獲得した。しかし、リンデロフの後釜を獲得できず、CLを含めた連戦を戦うには、ディフェンスラインの陣容が物足りない感は否めない。

ポルト

目玉補強

セルジオ・コンセイサオン

今夏のポルトは、過去類を見ないほどに物静かな移籍市場を経験した。チームの若きエース、アンドレ・シウバがミランへ移籍したが、それ以外で大幅な戦力ダウンはなし。それどころか、他クラブでの武者修行でたくましく成長した選手がレンタルから復帰し、チームの中心選手として大活躍している。

主な補強は、第3GKのバナー・アウベスのみであったが、ニースで評価を高めた快速SBリカルド・ペレイラや、ポルト伝統の9番を取り戻したバンサン・アブバカル、昨季はギマラインスのエースとして活躍したムサ・マレガなど、レンタルからの復帰組がプレシーズンから大活躍。新戦力の獲得は必要ないほどに、チームに新たな活力をもたらしいている。

そんなポルトの注目の新戦力は、選手でないのであれば、やはり監督セルジオ・コンセイサオンだろう。今季3強の中では唯一監督交代を敢行し、フランスのナントで評価を高めたクラブOBにタイトル奪還を託した。フレン・ロペテギ、ヌーノ・エスピリト・サント両監督時代には冷遇されていた上記レンタル組をうまくチームに馴染ませ、ここまでファンを大いに期待させるフットボールを展開している。

主な移籍

【OUT】
グディーニョ(アポエル)
ホセ・アンヘル(エイバル)
チドージー(ナント)
ラファ・ソアレス(フルハム)
ウィリー・ボリー(ウルバーハンプトン)
ルーベン・ネーベス(ウルバーハンプトン)
ジョアン・テイシェイラ(ブラガ)
アンドレ・シウバ(ミラン)
ディオゴ・ジョッタ(ウルバーハンプトン)
ローラン・ドゥポワトル(ハダースフィールド)
アドリアン・ロペス(デポルティボ)
ルイ・ペドロ(ボアビスタ)
【IN】
バナー・アウベス(フェイレンセ)

補強診断

90点
→アンドレ・シウバの売却額3800万ユーロを使わず、レンタル復帰組をチームに融合させ、見事戦力アップに成功。コストパフォーマンスの観点から、非常に優れた移籍市場での動きとなった。また、上記「主な移籍」リストには掲載していないが、Bチーム所属選手を中心とする多くの若手をレンタル移籍に出し、中長期的なクラブの成長のための投資にも成功した。

スポルティング

目玉補強

ブルーノ・フェルナンデス

今夏のスポルティングの戦力補強は一味違う。ポルトガルリーグ3強の中でも、特にスポルティングは、無名選手を格安で買い、育て上げて高額で売るというポリシーを補強戦略としている。しかし、今夏は主にレンタル移籍など移籍金のかからない方法で、世界的な有名プレーヤーを大量に獲得した。バルセロナからジェレミー・マテューと、レアル・マドリードから監督ジョルジ・ジェズスの教え子ファビオ・コエントランを獲得するなど、現在世界で最も強いスペインの2強からディフェンスラインを大幅に増強。昨季のリーグ得点王バス・ドストに依存したFW陣には、元コートジボワール代表セイドゥ・ドゥンビアを獲得した。

このように多くの有名プレーヤーを確保したスポルティングだが、今季最注目の新戦力は、将来彼らのようにスタープレーヤーになることが有望視されている国内注目のヤングスター、ブルーノ・フェルナンデスだろう。ポルトガル人としては珍しく、国内でプロにならずに若き頃よりイタリアで己を磨いてきた逸材だ。リオ・オリンピックでは母国の10番を背負い、まさにチームの中心選手として奮闘。クラブ会長は、将来への期待も込めて、ポルトのフッキが記録した国内最高額の違約金と同額の1億ユーロの違約金を設定した。

主な移籍

【OUT】
ベト(ギョズテペ)
ルーベン・セメード(ビジャレアル)
パウロ・オリベイラ(エイバル)
アンドレ・ジェラウデス(ベレネンセス)
マルフィン・ゼーヘラール(ワトフォード)
リカルド・エスガイオ(ブラガ)
ジェフェルソン(ブラガ)
エセキエル・スケロット(ブライトン)
アドリエン・シウバ(レスター)
ジョエル・キャンベル(アーセナル)
ルーク・カスタイニョス(フィテッセ)
【IN】
アンドレ・ピント(ブラガ)
クリスティアーノ・ピッチー二(ベティス)
ファビオ・コエントラン(レアル・マドリード)
ジェレミー・マテュー(バルセロナ)
マテウス・オリベイラ(エストリル)
ステファン・リトフスキ(リエカ)
ロドリゴ・バターリャ(ブラガ)
ブルーノ・フェルナンデス(サンプドリア)
セイドゥ・ドゥンビア(ローマ)
マルコス・アクーニャ(ラシン・クラブ)

補強診断

100点
→ディフェンスラインを刷新したが、補強されたのはコエントランやマテューら大物選手。得点王バス・ドストとアシスト王ジェウソン・マルティンスの2人に頼り切ったオフェンス陣にも、ドゥンビアや、アシストランキング上位入りが期待できるブルーノ・フェルナンデスとアクーニャらを確保。キャプテン、アドリエン・シウバの離脱は痛いが、このポルトガル代表MFの穴を埋めるに十分な新戦力を獲得した。ブルーノ・フェルナンデスは、リーグ開幕直後から今季のリーグMVP級の活躍ぶり。ポルトガル代表にも選ばれるなど、大ブレイクの予感を漂わせている。

以上、2017-18シーズン夏の移籍市場におけるポルトガル3強の補強診断を実施した。駆け込みで移籍選手の穴をおおむね埋めたベンフィカ、レンタル復帰選手をチームに溶け込ませて補強は最小限にとどめ、余剰戦力の整理にも成功したポルト、大物選手を大量に獲得し、チームを大幅に増強したスポルティング。補強の成果もあり、3強は1994-95シーズンぶりに全チームが開幕3連勝を達成した。

今季も、逸材の宝庫であるポルトガルリーグで、上記新戦力の中からリーグを代表する選手へとブレイクするものが現れることだろう。