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元新潟FWドウグラス・タンキがロングインタビューに応答「日本は驚異的な国」

『maisfutebol』

かつてJリーグのザスパクサツ群馬やアルビレックス新潟に所属し、現在はポルトガル1部パソス・デ・フェレイラでプレーするブラジル人FWドウグラス・タンキが、ポルトガルメディア『maisfutebol』のインタビューに応答。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリーグ戦の中断が続く中、毎日の生活やこれまでのキャリアに関する質問に答えた。その一部を抜粋して紹介する。

まず、自宅待機が続く現在の生活について、タンキは奥さんと3歳の娘と多くの時間を過ごしているようだ。平均的な1日の生活として、「朝起きて、朝食を取り、クラブが選手に課しているトレーニングをし、昼食のあとにNetflixを見ながら少し休む。夕食の後にはPlayStationでFIFAやCall of Dutyをやり、またNetflixを見て…といった生活を送っている」と、自宅トレーニングに励みながらも、リラックスした落ち着いた日々を送っていることを明かした。

昨季は2部に所属していたパソスで、タンキは14ゴールを挙げ、チームの1部昇格に大きく貢献した。インタビューでは、自らのキャリアを大きく飛躍させることとなったパソスでの経験について、改めて振り返った。

「パソスのことは知らなかったけど、ポルトガルサッカーについてはずっと知っていた。ポルトやベンフィカといった、常にCLを戦っているクラブなどだね。ヨーロッパに来て自分のサッカーを見せることは夢だった。ここは自分を世界に披露するにはうってつけのショーケースだよ。パソスからのオファーをもらったときは、すぐに受け入れた。1年目は全てがうまくいったし、今シーズンもいい感じに来ている。毎日より良くなるよう追い求めている」

タンキのキャリアを大きく押し上げた功労者として、当時の監督ビトール・オリベイラの名は欠かせない。「ポルトガルの昇格王」と称される名将で、これまで2部チームを1部に昇格させた回数は実に2桁にのぼる。ポルティモネンセでは中島翔哉らを指導し、日本サッカー界にも名が知れた監督である。

「ミステル、ビトール・オリベイラとともに仕事ができたのは、自分にとってはセンセーショナルなこと。最初は、監督はしょっちゅう叫んでいたし、多くのことを要求してきたから、『鬱陶しい監督だ!』なんて言っていたね(笑)。でも監督は、誰が一番トレーニングに励んでいるかを知りたいだけだということが分かったよ。AチームもBチームもない。監督はよく言っていた『ベストな選手が試合に出られる』とね。監督が昇格王と言われる所以はブレないから。チャンスを与えるに値する選手に、チャンスを与えている。だから、多くの選手が監督と一緒に働くことを好んでいるんじゃないかな」

パソスでの活躍の秘訣を、タンキは「すぐに順応できたこと」と述べた。「言語が同じである」ことはひとつの要因であり、他にも、1部で3位に輝いたこともあるパソスの「2部のチームとは思えないほど良い環境」も要因だという。一方で、その以前に所属したタイリーグでは適応に苦しんだようだ。

「タイにはうまく適応できなかった。すごく難しかった。タイ語も英語も話さなかった。プレーできていなく、半年間経ってパソスからのオファーを受けた際に、ここに来ることを決断した。(タイのポリス・ユナイテッドとは)友好的に合意し、移籍できた」

それでも、タイ、メキシコ、そして日本と、母国ブラジルを離れてから各国を転々としてきたキャリアは、タンキにとって無駄ではなかったようだ。常に自身をそばでサポートしてくれた奥さんに感謝を述べながら、日本での生活を振り返った。

「各国での経験のおかげで今の自分がある。力強く、よく働く選手だ。でもこのようになれたのは妻のおかげ。いつも自分のそばにいてくれた。日本でプレーした当初、膝に2度の大怪我を負ったときでもね」

「リーグ戦が始まってすぐ3節の時点で、膝の十字靭帯を手術しないといけなくなった。6ヶ月かかってようやく復帰できたけど、復帰初戦でまた同じところを怪我してしまった。今度は9ヶ月。でもこの経験を経て、自分は強くなり、さらに良くなって戻ってこられた」

「(素晴らしいプレー環境にある)パソスでの生活は、日本について言えば大きな違いはない。彼らもすごく進歩していて、プロフェッショナルだ。驚異的な国だよ。メキシコもタイも、あれほど整ってはいなかった。あれほどクオリティが高く、競争力のあるリーグではなかった」

左足の強烈なシュートを武器に、コリンチャンス時代は同僚であるあの「皇帝アドリアーノの息子」と称されタンキ。パソスではスポルティングやブラガなどの強豪相手にゴールを叩き込み、ポルトガル1部リーグでも着実にインパクトを残している。新型コロナウイルスによる中断期間を経た後、さらなるステップアップに期待がかかる。

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