タグ別アーカイブ: ドミンゴス・パシエンシア

ドミンゴス・パシエンシアがポルティモネンセ攻撃陣を警戒「パウリーニョと中島は困難を作り出す」

『maisfutebol』

ポルトガルリーグ第16節、ポルティモネンセとの一戦に臨むベレネンセスのドミンゴス・パシエンシア監督が記者会見に応じ、敵攻撃陣への警戒心をあらわにした。

「パウリーニョと中島は、インスピレーションがある状態で、困難を作り出す。それは3強との試合で見られた通りだ」

ドミンゴス・パシエンシアといえば、かつてポルトのエースナンバー9番を背負ったクラブのレジェンドFW。2010年にはブラガを率いてELで準優勝に輝いた実績のある監督であり、中島が出場したリオ五輪でポルトガル代表の9番としてグループステージ3戦全発を記録したゴンサロ・パシエンシアの父親でもある。

パウリーニョと中島翔哉は、ポルトのレジェンドFWを前に、その評価に違わずゴールを決め、存在感を発揮できるのだろうか。

©FutePor -ふとぽる-

【保存版】17-18季、ポルトガル1部全18チームの監督人事と3名の注目監督を紹介!

ベンフィカの4連覇で幕を閉じたポルトガルリーグ2016-17シーズン。昨季もベンフィカの強さが際立った1年になったが、特筆すべきは、何と言っても、異常なまでの監督の流動性だろう。昨季は、1部所属18チーム中13チームが監督を途中交代させ、そのうち6チームは2度も指揮官を入れ替えた。1年に19回もの監督交代が行われるなど、世界でも類を見ないほどに、ポルトガルリーグの監督にとっては厳しい1年となった。

来たる2017-18シーズンも、10数回は監督交代が行われることだろう。新シーズンを迎えるにあたり、1部所属全18チームが昨季どのように監督を入れ替え、今季は誰を指揮官に据えてシーズン開幕を迎えるのか整理した。ぜひ、新シーズンの監督名鑑としてご利用頂きたい。

ベンフィカ:ルイ・ビトーリア

1位 ベンフィカ
ルイ・ビトーリア(続投)

Embed from Getty Images

就任2年目の昨季は、前年のリーグ得点王・年間MVPであるジョナスが負傷離脱に悩まされるなど、リーグ2連覇に一時暗雲が立ち込めた。それでも、シーズン途中にパリ・サンジェルマンへ移籍したゴンサロ・グエデスや、リーグ最優秀若手選手に選ばれたRSBネウソン・セメード、リーグ最優秀GKに選ばれたエデルソン・モラエスら、監督自身が1年目に抜擢し、重宝した若手選手がチームの中心選手としてたくましく成長した。初年度に植えた種を見事に花開かせ、リーグ2連覇を達成。ジョルジ・ジェズス期から続き、ベンフィカにリーグ4連覇の快挙をもたらした。

就任3年目となる今季は、リーグ5連覇に向け最大の正念場となる。2シーズン前にビッグクラブへ羽ばたいたレナト・サンチェス(バイエルン)に続き、今季は前述のグエデスのみならず、セメード(バルセロナ)やエデルソン(マンチェスター・シティ)、CBビクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)ら「ビトーリア・チルドレン」が一斉に退団。プレシーズンに行われたヤングボーズとのテストマッチでは1-5で大敗するなど、早速チーム状況が心配されている。

リーグ3連覇の快挙を達成するためにも、ルイ・ビトーリアには、就任1年目のように無名な若手選手を、ルイゾンやジョナス、ミトログルら経験豊富なベテラン選手と高度に融合させることが求められる。「第2期ビトーリア・チルドレン」を輩出しないことには、リーグ5連覇の夢はライバルに阻まれてしまうことだろう。

ポルト:セルジオ・コンセイサオン

2位 ポルト
ヌーノ・エスピリト・サント(今季:ウルバーハンプトン)
→セルジオ・コンセイサオン(前季:ナント)

Embed from Getty Images

かつてアンドレ・ビラス・ボアスビトール・ペレイラが成し遂げたリーグ3連覇の黄金時代も今や昔。パウロ・フォンセッカ、フレン・ロペテギ、そしてヌーノ・エスピリト・サントと、監督を取っ替え引っ替えし、チームは安定性を喪失。タイトルから長らく見放されている。昨季はバレンシアで名声を高めたクラブOBヌーノでも、王座奪還とはならず。リーグ戦では、ペレイラのもと無敗優勝を成し遂げた2012-13シーズン以来となるリーグ戦ホーム無敗を達成したものの、得点力不足に悩まされ、全コンペティションを通したドローの回数は、クラブ史上最多となる16回という不名誉に。ヌーノ・エスピリト・サントは、シーズン終了後に事実上の解任の形で、愛する古巣の監督を自ら辞した。

新監督に迎えられたのは、2年連続となるクラブOB。かつてモウリーニョが率いたポルトでもプレーした元ポルトガル代表FWセルジオ・コンセイサオンが就任した。ベンフィカやスポルティングらライバルと比較して、移籍市場では全くと言っていいほど動きを見せなかったポルトにとっては、ブラガやビトーリア・ギマラインスなど、ポルトガル屈指の強豪クラブでキャリアを積んだ監督自身が最大の補強に。ポルトガル代表期待の若手FWアンドレ・シウバをミランに放出したが、プレシーズンはエースFWチキーニョ・ソアレスと、ベシクタシュから復帰したバンサン・アブバカルの2人が絶好調。ニースからRSBリカルド・ペレイラも復帰するなど、最小限の補強と、ロペテギ・ヌーノ時代に冷遇された選手たちの復帰により、監督が望むベストな布陣が整った。

開幕のエストリル戦に向けては、平日開催ながら4万枚のチケットがすでに販売されるなど、ポルティスタからの期待も一際厚い。王座奪還へ、今季のポルトは一味違う。

スポルティング:ジョルジ・ジェズス

3位 スポルティング
ジョルジ・ジェズス(続投)

Embed from Getty Images

イスラム・スリマニとテオ・グティエレスの2枚看板を失い、シーズン開幕前から前線の陣容が心配されたスポルティング。一昨年は就任1年目のジョルジ・ジェズスのもと、リーグ王者まで勝ち点2差まで迫っていたが、昨季は厳しいシーズンになることが予想され、案の定、一時ブラガに3位の座を奪われるなど苦戦が続いた。それでも、リーグで唯一30ゴールの大台を超え得点王に輝いたバス・ドストと、ポルトガル代表にも定着したアシスト王ジェウソン・マルティンスの2人に支えられ、何とか3強の地位は死守した。

今季は就任3年目となるジョルジ・ジェズスに、もう戦力が十分ではないとの言い訳は許されない。クラブは、かつてベンフィカで国内3冠を達成した名将を援護すべく、これまでのクラブ史の中でも類を見ないほどに積極的な補強を実施。リオ五輪ポルトガル代表10番ブルーノ・フェルナンデスや、CSKAモスクワで本田圭佑とプレーしていたセイドゥ・ドゥンビア、ジョルジ・ジェズスのベンフィカ時代の教え子ファビオ・コエントラン、そして、バルセロナからジェレミー・マテューを獲得するなど、ポルトガル国民も驚く大型補強を敢行した。

プレーシーズンマッチでは、昨季CLベスト4のモナコに2-1で勝利するなど、メンバーがガラッと変わったチームの連携もまずまず。ベンフィカ時代から多くの選手を引き抜かれながら強固なチームを築き上げてきたジョルジ・ジェズスにとっては、ゼロからチームを作り直すのはお手の物。2001-02シーズン以来となるタイトル奪還へ。今季はサポーターも大いに期待できる1年になりそうだ。

ビトーリア・ギマラインス:ペドロ・マルティンス

4位 ビトーリア・ギマラインス
ペドロ・マルティンス(続投)

Embed from Getty Images

9年ぶりに北のライバル、ブラガを上回り、リーグ4位の快挙を成し遂げたギマラインスは、国内屈指の名将になりつつあるペドロ・マルティンスが、引き続きチームを指揮。新監督を探していたポルトや、国外ではオリンピアコスなどからの引き抜きの噂もあったが、ひとまず監督の慰留に成功した。

昨季は、シーズン途中にチキーニョ・ソアレスがポルトに引き抜かれる中、エースFWムサ・マレガが奮闘。しかし、同選手は今季からポルトへレンタルバックしており、前線の破壊力は昨季に比べてやや物足りない印象。ELに出場するポルトガルクラブの多くはリーグ戦で調子を落とす傾向があるため、今季は踏ん張りどころだ。

ブラガ:アベル・フェレイラ

5位 ブラガ
アベル・フェレイラ(続投)

Embed from Getty Images

昨季は、50年ぶりにカップ戦のタイトルをもたらしたパウロ・フォンセッカがシャフタールに引き抜かれ、ポルトからジョゼ・ペゼイロを招聘。リーグでは4位以上を維持し、開幕から最低限の結果を残していたが、ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだポルトガルカップで、2部コビリャン相手にまさかの敗退を喫したことを機に、突然の監督解任。ここから雪崩のようにチーム状況は悪化した。

後任として、昇格組シャービスでリーグ7位と奮闘していた国内きっての若手監督ジョルジ・シマオンを引き抜くも、若き名将もシーズン途中からではチームを上向きにできず、失意の途中解任に。最終的には、アシスタントコーチであるアベル・フェレイラが、今季の監督にも落ち着いた。

今季の最低条件は、ギマラインスからのリーグ4位奪還。戦力としては、スポルティングからリカルド・エスガイオとジェフェルソンをダブルで獲得し、DFラインの両翼を大幅に強化。シーズン9ゴールを決めたリカルド・オルタもマラガから完全移籍するなど、リーグ4位奪還に向け陣容は万全だ。38歳の青年監督にとっては、名将へのキャリアを築くにあたり勝負の1年となる。

マリティモ:ダニエル・ラモス

6位 マリティモ
ダニエル・ラモス(続投)

Embed from Getty Images

昨季は新監督パウロ・セーザル・グスマオンが振るわず、シーズン開幕当初から絶不調に。しかし、早々に監督解任の手を打ったことが奏功し、終わってみればリーグ6位と大健闘した。

今季は、後半戦の躍進を主導したダニエル・ラモスがシーズン開幕からチームを指揮するため、リーグ5位以上も射程圏内だろう。2部クラブが主戦場であった同監督にとっても、1部の主要クラブで自身の手腕を見せつける絶好のチャンスとなる。

リオ・アベ:ミゲウ・カルドーゾ

7位 リオ・アベ
ルイス・カストロ(今季:シャービス)
→ミゲウ・カルドーゾ(前季:シャフタール アシスタントコーチ)

上位進出を狙った昨季は、新監督ヌーノ・カプーショが途中解任。新監督として、前年にアンドレ・シウバを主力に据えてポルトBで2部優勝に輝いたルイス・カストロを招聘。見事、同監督はチームを7位に引き上げ、今季はシャービスに引き抜かれた。

新監督には、昨季シャフタールでパウロ・フォンセッカ監督のもとアシストコーチを務めたミゲウ・カルドーゾが就任。フォンセッカのアシスタントは、前任者ルイス・カストロと通ずるものがあるが、カルドーゾは、スポルティングやブラガ、アカデミカなどでドミンゴス・パシエンシア(現ベレネンセス)のアシストコーチも歴任しており、ポルトガルリーグでの経験は十分。近年ポルトガルリーグの上位チームに割り込みつつあるリオ・アベで上位進出ができれば、名アシスタントから名監督への道が拓けることだろう。

フェイレンセ:ヌーノ・マンタ

8位 フェイレンセ
ヌーノ・マンタ(続投)

Embed from Getty Images

2部リーグ3位から1部に昇格したフェイレンセは、降格の最有力候補とみられていたが、周囲の期待を良い意味で裏切り、リーグ8位とまさかの大躍進を遂げた。

その立役者となったのが、ジョゼ・モッタ解任後に途中就任したヌーノ・マンタであった。監督としてフェイレンセ一筋でキャリアを積み上げてきた39歳の青年監督は、今季より、ついに念願叶いシーズン開幕からトップチームを率いることに。昨季後半戦からの勢いを維持できれば、上位進出も夢ではない。

ボアビスタ:ミゲウ・レアウ

9位 ボアビスタ
ミゲウ・レアウ(続投)

Embed from Getty Images

昨季はクラブOBエルウィン・サンチェスを途中解任し、ミゲウ・レアウを招聘。モレイレンセを1部昇格に導いた名将に、今季もチームを託す。ボアビスタは、2014-15シーズンに不正疑惑が晴れ、3部から1部に復帰してからすでに4シーズン目。リーグ優勝経験のある5チームの一角として、そろそろ古豪復活といきたい。

エストリル:ペドロ・エマヌエル

10位 エストリル
ペドロ・エマヌエル(続投)

Embed from Getty Images

昨季は2度の監督交代を敢行するなどチームは大混乱。クラブのレジェンド監督マルコ・シウバ(現ワトフォード)が退任して以来、当初想定されていた「暫定監督」としては異例と言えるほど長らく指揮を執ったファビアーノ・ソアレスもついに解任された。後任のペドロ・ゴメス・カルモーナも早々に見限り、クラブはキプロスのアポロン・リマソールで実績を積んだ若き名将ペドロ・エマヌエルに救いを求めた。

無事、13-14シーズンに4位となったエストリルの面目を保ち残留は決定。今季は、ジョゼ・モウリーニョのポルトでプレーし、アンドレ・ビラス・ボアスのアシスタントとしてリーグ無敗優勝を果たすなど驚異のDNAを持つ指揮官のもと、上位返り咲きを果たしたい。ペドロ・エマヌエルは、マルコ・シウバ以来となるクラブの英雄となれるか。

シャービス:ルイス・カストロ

11位 シャービス
リカルド・ソアレス(今季:アービス)
→ルイス・カストロ(前季:リオ・アベ)

Embed from Getty Images

シーズン途中に、国内屈指の若手監督ジョルジ・シマオンをブラガに引き抜かれる中、リーグ11位でシーズンを終えるなど、昇格組としては大健闘。監督リカルド・ソアレスは、来季より昇格するアービスに引き抜かれた。

今季は、リオ・アベを7位に導いたルイス・カストロと2年契約を締結。ポルトの育成年代を長らく支えてきた同監督にとって、シーズン開幕からトップチームを率いるのは、2005-06シーズンのペナフィエル以来となる。ポルトの裏方の人間から、いよいよその名を全国に知らしめることができるか。

ビトーリア・セトゥバル:ジョゼ・コウセイロ

12位 ビトーリア・セトゥバル
ジョゼ・コウセイロ(続投)

Embed from Getty Images

かつてはポルトやスポルティングなどのビッグクラブで監督を歴任したが、近年は国外を含め所属クラブを転々。14-15シーズンにはマルコ・シウバが築いたエストリルをぶち壊すなど、最近ではすっかり「過去の人」となってしまったジョゼ・コウセイロ。しかし昨季は、18チーム中監督が解任されなかった5チームの監督のうちの1人となり、思わぬ形で脚光を浴びた。(残りの4チームが、ベンフィカ、ポルト、スポルティング、ギマラインスの上位4チームだったからなおさらだろう)

今季は、ポルトがクラブの将来を担うと期待を寄せる2名、リオ五輪ポルトガル代表エースFWゴンサロ・パシエンシアと、世代別代表の常連であるトーマス・ポズタウスキーらが加入するなど、若い力がチームに参画。戦力は整ったが、あとは監督自身が名誉挽回のチャンスをものにできるか。

パソス・デ・フェレイラ:バスコ・セアブラ

13位パソス・デ・フェレイラ
バスコ・セアブラ(続投)

Embed from Getty Images

パウロ・フォンセッカとジョルジ・シマオンが、上位の常連チームに育てあげたパソスだが、昨季はカルロス・ピントのもと、かつてのような下位チームに逆戻り。シーズン途中に就任した33歳の若手監督バスコ・セアブラのもと、何とか降格は免れた。

続投となるバスコ・セアブラにとっては、来季は1部のトップチーム監督して迎える初めてのシーズン。かのビラス・ボアスがポルトで伝説の4冠を成し遂げたのは、現在のセアブラと同じ33歳のとき。若手監督としてひとつ抜きん出るために、今季は目に見える結果を残したい。

ベレネンセス:ドミンゴス・パシエンシア

14位 ベレネンセス
ドミンゴス・パシエンシア(続投)

Embed from Getty Images

昨季は期待を一身に浴びたフリオ・ベラスケスがシーズン途中にまさかの辞任。その後任として監督就任したキン・マシャードは、チーム状況を悪化させ早々にお役御免。ポルトのレジェンドFWであるドミンゴス・パシエンシアが、62年ぶりのスポルティング戦勝利など奮闘し、何とか残留を達成した。

ブラガ時代には、EL決勝でビラス・ボアス率いるポルトと激戦を繰り広げたパシエンシアだが、近年はスポルティングやビトーリア・セトゥバル、その他海外クラブでもいまいち結果を残せずにいる。名誉挽回に向け、今季こそはこの古豪クラブを上位に導かなくてはならない。

モレイレンセ:マヌエル・マシャード

15位 モレイレンセ
プティ
→マヌエル・マシャード(前:アロウカ)

Embed from Getty Images

昨季はリーグ杯でポルトやベンフィカ、ブラガなど強豪クラブを次々と打ち破り、まさかの初優勝を飾ったモレイレンセだが、リーグでは低迷を続け、ペパとアウグスト・イナーシオの2人の監督を解任した。シーズン末まで指揮を執ったプティが、ポルトとの大一番に勝利するなど、何とかチームを残留に導いたが、シーズン末には同監督もクラブと双方の合意のもと契約を解消した。

モレイレンセは新監督として、61歳の老将マヌエル・マシャードと単年契約を締結。同監督は昨季、5シーズン率いたナシオナルを解任され、チームはのちに最下位に沈み降格。また、シーズン途中から率いたアロウカでも、早期に解任され同じくのちに降格するなど、関わった2チームがともに降格する見事な疫病神っぷりを発揮。大宮アルディージャへ移籍した昨季の中心選手カウエも退団するなど、今季は残留に向けまさに正念場。疫病神に足を取られ、再び2部に落ちるのだけは避けたいところだ。

トンデーラ:ペパ

16位 トンデーラ
ペパ(続投)

Embed from Getty Images

新シーズンは、シーズン途中に就任したペパと契約を1年延長。同監督は、2010-11にアシスタントコーチとして率いたチームへの残留を決めた。昨季は開幕から長らく最下位に沈み、プティも退任するなど低迷を続けたが、ペパの監督就任もあり、前半の勝ち点「10」から、後半は「22」を上積み。昨季後半戦の勢いそのままに、早いうちに残留を決めたい。

ポルティモネンセ:ビトール・オリベイラ

2部1位 ポルティモネンセ
ビトール・オリベイラ(残留)

Embed from Getty Images

昨季はポルティモネンセを2部リーグ優勝に導き、自身は5年連続10回目の1部昇格を達成したビトール・オリベイラ。例年、昇格の任務を終えると他の2部クラブへ引き抜かれる同監督だが、今季はポルティモネンセに残留し、2004-05シーズンぶりに強豪並み居る1部に挑戦。ポルトガルいちの「昇格王」は、久々の1部リーグに爪痕を残せるだろうか。日本でも馴染み深い元鹿島FWファブリシオと、日本人FW亀倉龍希の2選手にも注目だ。

アービス:リカルド・ソアレス

2部2位 アービス
ジョゼ・モッタ(今季:スファクシアン(チュニジア))
→リカルド・ソアレス(前:シャービス)

Embed from Getty Images

後半に怒涛の追い上げを見せ、圧倒的首位に立っていたポルティモネンセから一時王者の座を奪いかけたアービス。今季はシャービスからリカルド・ソアレスを引き抜き、1部定着に挑む。

注目監督

1.ペドロ・エマヌエル(エストリル)
記事中でもご紹介したように、驚異のDNAを持つ、次期ポルトガル人名監督候補のひとり。マルコ・シウバ以来となるエストリル上位復活の鍵を握る。

2.バスコ・セアブラ(パソス・デ・フェレイラ)
パウロ・フォンセッカはパソスでリーグ3位の奇跡を起こした翌年にポルトへ。ジョルジ・シマオンもリーグ7位から回り回ってブラガへ。近年パソスを上位に導いた若手監督にとって、同クラブはビッグクラブへの登竜門的な存在となりつつある。今季のポルトガルリーグでも、33歳と飛び抜けて若いセアブラにとっては、今季の成績次第では名門クラブ行きも夢ではなくなる。

3.ヌーノ・マンタ(フェイレンセ)
降格の最有力チームを8位に導いた手腕はお見事。シーズン開幕からチームを指揮できる今季は、さらなる上位進出も期待できる。リオ五輪で日本代表相手に4得点を沈めたチームの10番エテボ・オグヘネカロの残留次第では、今季のポルトガルリーグでフェイレンセが台風の目になる可能性は十分に考えられる。

以上、2017-18シーズンの1部18チームについて、監督人事を紹介した。今季は歴史上初めて1部・2部の全クラブが、ポルトガル人指揮官を監督に据えて新シーズンを迎える。今年もこの中から、将来世界のビッグクラブに羽ばたく人材が生まれることを期待したい。

注目の新監督が歴史的快挙!ベレネンセスがスポルティングのホームでクラブ史上初勝利!

ポルトガルリーグ第32節スポルティング対ベレネンセスの一戦が行われ、アウェイのベレネンセスが、1-3の逆転大勝利を飾った。

注目の新監督のもと、ベレネンセスにとって歴史的な勝利となった。フリオ・ベラスケスとキン・マシャードの2人をシーズン中に解任し、3人目の監督として招聘したのは、かつてスポルティングを指揮したドミンゴス・パシエンシア。ブラガではEL決勝に進出した経歴も持つ名将が、ベレネンセスを率いて3試合目にしてようやく勝利したが、その相手がホームを戦ったスポルティングであった。

ベレネンセスにとって、スポルティングのホーム、アウバラーデでの勝利はクラブ史上初の歴史的快挙。また、スポルティング相手の勝利も、実に62年ぶりとなった。

近年はいまいち結果を残せないパシエンシア監督と、ポルトガルリーグ優勝を経験している5クラブの一角である古豪ベレネンセス。名誉挽回を狙う両者の融合は、今後ポルトガルリーグを席巻するのかもしれない。

©FutePor -ふとぽる-

韓国代表FWソク、ポルト移籍濃厚に。クラブレジェンドは「ポルトのレベルにはない」と厳しい指摘

『A BOLA』

ビトーリア・セトゥバルに所属する韓国代表FWソク・ヒョンジョンが、この冬ポルトへ移籍することが濃厚となっている。5年契約と150万ユーロの違約金など、交渉はすでに細部へ突入し、木曜日には正式に交渉が締結されると予想されている。

ソクは現在ポルトガルリーグで最も活躍しているアジア人である。今季はセトゥバルのエースストライカーとして、リーグの得点ランクで3位となる9ゴールを記録。田中順也が所属するスポルティングやドイツの数クラブからの関心が伝えられるなど、この冬の移籍市場における注目銘柄であった。

ただし、疑問点もある。いくらソクがリーグ3位の得点数を叩き出しているとはいえ、ポルトは世界を代表するメガクラブである。ラダメル・ファルカオやジャクソン・マルティネスらを輩出したクラブのワントップとして、果たして相応しい人材なのだろうか。

その答えは、かつてのレジェンドFWのコメントから読み取れる。過去にセトゥバルの監督を務め、かつてはポルトの名FWとしてゴールを量産したドミンゴス・パシエンシアが、ソクのポルト移籍についてコメントを残した。

「私の意見では、ソクはポルトのレベルではない。確かに高いクオリティを備えているが、それはポルトのようなメガクラブに相応しいものではないのだ。彼は優れたプロフェッショナルであるが、私にしてみればポルトのワントップとしてのクオリティがあるとは思えない」

監督としてEL決勝でポルトに敗れ、現役時代はクラブのエースを務めたパシエンシアは、クラブがワントップに対して抱く高い理想や要求を熟知している。アジア人という偏見もあるのだろう。しかし、そうそうたる人材を輩出してきたメガクラブに相応しい選手など容易に見つかるものではない。ソクには、それら厳しい指摘を振り払い、ポルトガルリーグにおけるアジア人選手のパイオニアとして、存分に活躍してほしいところだ。

©FutePor -ふとぽる-

名手から名手へ。プティ辞任のボアビスタが後任に2人の「元名選手」をリストアップか

『A BOLA』

ビトーリア・ギマラインスに1-2で敗れた試合後、ボアビスタのプティ監督が辞任を発表した。かつてポルトガル代表の中盤を支えた名選手の退任にともない、新任監督として2人の名前が挙げられている。偶然にも、そのどちらもがかつてポルトガルで名を馳せた名手である。

1人目が、ポルトの名FWとして名を馳せたドミンゴス・パシエンシアである。同監督は今季APOELの監督に就任していたが、成績不振を理由に解任され、現在はフリーの身となっている。監督としてブラガやスポルティングで好成績を残した経歴を持つため、後任には最適であるが、クラブ側はその就任を否定している。

2人目の候補はジャイム・パチェコである。かつてポルトやスポルティングで活躍し、1986年のメキシコW杯にも出場した同氏は、ボアビスタの監督を歴任している。サポーターは、1997-03年、そして2006-09年にクラブの監督を務めたパチェコの復帰を望んでおり、有力候補として名が挙げられているようだ。

©FutePor -ふとぽる-