タグ別アーカイブ: ルイ・ビトーリア

16-17季ポルトガルリーグのベスト11を考えよう。メガクラブが狙う注目選手たちが揃う!

2016-17シーズンのポルトガルリーグが幕を閉じた。監督就任1年目でいきなりリーグ優勝を果たしたルイ・ビトーリア率いるベンフィカのリーグ4連覇を阻むべく、昨季は惜しくも勝ち点2差でリーグ優勝を逃したスポルティングは、国内屈指の名将ジョルジ・ジェズスに2年目を託し、ポルトはバレンシアで株を上げたクラブOBヌーノ・エスピリト・サントを招聘し、2012-13シーズン以来となる王者奪還を目指した。

しかし、終わってみればまたもベンフィカが圧倒的な強さを見せつけ、難なくリーグ4連覇を達成した。ポルトは、最後にリーグ王者に輝いた12-13シーズンぶりにホームで無敗を達成するも、アウェイでは勝ちきれない状態が続き、5位以上の上位チームでは最多となる10回のドローを記録。エスピリト・サントはわずか1年で退任となった。スポルティングは、新エースFWバス・ドストがゴールデンブーツ賞が目前に迫るほどのゴールを量産したが、フェイレンセやベレネンセスなど下位チームに歴史的な敗戦を喫すなど、ベンフィカを止めるべき2チームが低調な結果に終わった。

しかし、やはり今季のポルトガルリーグでもベンフィカ、ポルト、スポルティングの「3強」の選手たちが主役を演じた。例年通り、来季もビッグクラブがこぞって獲得に乗り出すであろう注目の選手が多く登場した今季のポルトガルリーグについて、ふとぽるが独自にベストイレブンを選定する。

フォーメーション
1-4-4-2

GK
エデルソン・モラエス(ベンフィカ)

クラブとブラジル代表の先輩であるジュリオ・セーザルから完全にレギュラーを奪取。失点数はリーグ最少となる18にとどめた。マンチェスター・シティらが獲得を狙っており来季の移籍は必至か。

RSB
ネウソン・セメード(ベンフィカ)

6アシストを記録し、攻守にわたりベンフィカの右サイドを蹂躙。ほとんどの試合で90分間出場するなどフル稼した。エデルソンと同様、マンチェスター・ユナイテッドなどプレミア方面からの関心が強く、今季限りでの退団が有力か。

CB
ビクトル・リンデロフ(ベンフィカ)

クラブのレジェンド、ルイゾンに代わるディフェンスリーダーとして、セメードと同様にフル稼働。今季唯一の得点となったスポルティングとのリスボン・ダービーで見せた豪快な直接FKなど、まだまだ隠し持つ武器は多く、今後の活躍を期待させるパフォーマンスを発揮した。ただし、マンチェスター・ユナイテッドが強い関心を抱いており、こちらも同様に移籍の噂が絶えない。

CB
フェリペ(ポルト)

新加入ながらいきなりポルトの守備の要としてチームにフィット。圧倒的な高さ・強さを武器にホーム無敗に貢献し、今季3得点と得点力も発揮した。レアルがぺぺの後継者として注目しており、その去就に注目が集まる。

LSB
アレックス・テレス(ポルト)

左サイドからの高精度クロスを武器にアシストを量産。リーグ2位となる8アシストを記録し、ポルトガルリーグのDFでは最も多くのゴールを生み出した。貴重な左利きのプレースキッカーとしても評価を高め、加入初年度ながらポルトの中心選手となった。

CMF
ウィリアン・カルバーリョ(スポルティング)

毎年安定的なパフォーマンスを発揮し、スポルティングでの4年目を迎えた今季は、負傷に悩まされたキャプテン、アドリエン・シウバに代わる中盤のリーダーとしてフル稼働。毎年退団が噂されており、今季はマンチェスター・シティが強い関心を抱くなど、いよいよ移籍の時期が迫ってきている。

CMF
☆ふとぽる選定リーグ年間MVP
ピッツィ(ベンフィカ)

ベンフィカでの3年目を迎えた今季、キャリア最高となるパフォーマンスを発揮。CLや代表戦を合わせ驚異の全51試合に出場し、リーグでは2010-11シーズン以来の2桁得点となる10ゴールを記録するだけでなく、アシストランキングでも2位となる8アシストを記録した。まさにベンフィカをリーグ4連覇に導いた功労者であり、ふとぽるはピッツィを今季のリーグMVPに選定した。

RMF
ジェウソン・マルティンス(スポルティング)
→アシスト王 10アシスト

レギュラーとしてトップチームに定着した昨季から今季は大きく飛躍。得点王に輝いたバス・ドストとリーグNo.1の破壊力を持つコンビを形成し、リーグで唯一2桁となる10アシストを記録してアシスト王に輝いた。チームのエースにボールを供給するその優れた能力を評価し、CLで対戦し衝撃を与えられたレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドが、ペレス会長に獲得を進言したとか。

LMF
ヤシン・ブライミ(ポルト)

昨季はチームMVP級の活躍をしながら、監督が代わった今季はシーズン前半を干され、ベンチを温める日々が続いた。それでも、シーズン後半に好調だったオタービオ・モンテイロの負傷を機にレギュラーを奪還すると、クラブ史上最悪となる4戦連続スコアレスドローを記録していたチームに得点力をもたらし、後半戦の追い上げの原動力となった。もしブライミをシーズン当初から出場させていたらと、事実上の解任を迫られたエスピリト・サント監督も後悔していることだろう。

CF
バス・ドスト(スポルティング)
→得点王 34ゴール

イスラム・スリマニとテオ・グティエレスの2枚看板が退団し、ジョルジ・ジェズス監督も「今のFW陣で彼ら2人と同じようなゴール数を記録するのは不可能」と諦め気味であったスポルティングにおいて、バス・ドストは周囲の期待を遥かに上回るペースでひとりゴールを量産。同監督が「ポケットモンスターを市場に探しに行く」と当時大ブームとなっていたポケモンGOになぞらえていたが、スポルティングは念願のモンスターをゲット。今季のポルトガルリーグでも最大のサプライズとなった。2位チキーニョ・ソアレスの19ゴールを10ゴール差以上も突き放すリーグ戦34ゴールを記録し、スポルティングの得点全体の50%を越える圧倒的な得点力で16-17ポルトガルリーグの得点王に輝いた。

CF
チキーニョ・ソアレス(ビトーリア・ギマラインス→ポルト)

当初は、若き10番として活躍していたエースFWアンドレ・シウバの負担を減らす目的でポルトが冬に好調ビトーリア・ギマラインスから獲得。しかし予想外の活躍ぶりを見せ、ポルト加入直後、リーグ6試合連続ゴールを決めるなど9得点を量産し、シーズン後半はそのアンドレ・シウバをベンチに追いやりワントップの座に君臨した。「ニュー・フッキ」などとクラブのレジェンドと比較されるほどの活躍をし、リーグ得点ランキング2位の19ゴールを記録してシーズンを終えた。

監督
ルイ・ビトーリア(ベンフィカ)
初就任ながらリーグを制した昨季に続き、リーグ2連覇を達成。ベンフィカにリーグ4連覇をもたらし、文句なしの選出。今季は昨季ほど若手選手を抜擢することはなかったが、今シーズンのベンフィカを支えたのは、紛れもなくルイ・ビトーリアが初年度に大抜擢していた選手たちであった。シーズン前半は、冬にパリ・サンジェルマンへ巣立ったゴンサロ・グエデスが、昨季の得点王ジョナスの負傷を埋める活躍。また、シーズンを通して、上記ベストイレブンにも選出したエデルソン・モラエスやネウソン・セメードが後方からチームの守備を支えた。まさに、ルイ・ビトーリアは、昨季植えた種からなった実を今季収穫するような、驚異のマネジメント力を見せつけた。

<惜しくも選外となった選出たち>

GK
イケル・カシージャス(ポルト)

昨季はイージーなミスが続き批判を浴びることが多かったが、今季は安定的なパフォーマンスを発揮。ふとぽるとしても悩みに悩んだが、リーグ優勝GKであるエデルソン・モラエスを優先した。

LSB
アレハンドロ・グリマルド(ベンフィカ)

ファビオ・コエントラン、ギリェルメ・シケイラらに継ぐ、ベンフィカのLSBとして久しぶりに登場した逸材。シーズン序盤の活躍は見事であったが、11月に怪我を負い、4ヶ月の長期離脱を強いられたのが無念。

CF
コンスタンティノス・ミトログル
ジョナス(ベンフィカ)

ミトログルは16ゴール、昨季のリーグMVPで得点王のジョナスは負傷離脱に悩まされながら13ゴールを記録。ともに平均以上の活躍をしたが、バス・ドストやチキーニョ・ソアレスらが残したインパクトに比べると少々劣るため選外とした。

CF
アンドレ・シウバ(ポルト)

トップチーム定着初年度ながら10番を背負い、シーズン序盤にゴールを量産。得点王が有望視されたが、チームの失速とともに自身のゴール数も減少した。後半戦は、新加入チキーニョ・ソアレスの勢いに負け得点ランキングでも徐々に下位に沈む。最終的に3位タイとなる16ゴールを記録したが、終盤にはスタメンの座も奪われるなど、バス・ドストやソアレスに比べ、シーズンを通じた安定的な得点力を発揮するには至らなかった。

CF
ムサ・マレガ(ビトーリア・ギマラインス)

ポルトから戦力外となり、活躍の場を求めてレンタルで加入したギマラインスで大爆発。エースとして13ゴールを記録し、クラブは3位に輝いた2007-08シーズン以来、実に9年ぶりに、北部のライバルであるブラガを上回り、リーグ4位の快挙を成し遂げた。しかし、やはり3強のFW陣に比べるとインパクトは薄く、今季も3強の選手のみが選ばれたベストイレブンに、3強以外から入り込むには至らなかった。

以上、今季のポルトガルリーグベストイレブンを選出した。この中から今季もビッグクラブ移籍が実現する選手が間違いなく登場するだろう。

ベンフィカがルイ・ビトーリアとの契約を2020年まで延長!若手育成でクラブに貢献

『SAPO Desporto』

ベンフィカが、ルイ・ビトーリア監督との契約を2020年まで延長したことを発表した。

前年にビトーリア・ギマラインスを5位に導いた実績が評価され、2015-16シーズンに、ベンフィカの監督に就任したビトーリア。6シーズンで10のタイトルを獲得したジョルジ・ジェズス長期政権からの脱却という困難な任務が与えられた中、戦績だけでなく人材育成の面でも高い実績を残した。

就任1年目は、クラブにリーグ3連覇をもたらすリーグ優勝のみならず、リーグ杯優勝の2冠を達成。自身初となるCLでもベスト8に進出した。2年目の今季も、開幕時にはスーペルタッサを獲得し、ここまでリーグ首位を維持し、ポルトガル杯では決勝に進出している。

若手育成の面では、すでにクラブを羽ばたいたレナト・サンチェス(バイエルン)やゴンサロ・グエデス(パリ・サンジェルマン)らに加え、メガクラブが獲得を目指すSBネウソン・セメードやGKエデルソン・モラエスなど、将来のフットボール界を担うであろう幾人もの若手スター選手を育てあげた。

ポルトとのクラシコを引き分けに抑え、リーグ首位を堅持したベンフィカ。リーグ4連覇とその後の繁栄に向け、最も重要なピースをまずは確保した。

©FutePor -ふとぽる-

マルコ旋風のプレミア。英メディアが母国リーグで見たい5人のポルトガル人監督を選定!

『SAPO Desporto』

ハル・シティの新監督に途中就任したマルコ・シウバが、マンチェスター・ユナイテッドやリバプールを撃破し、リーグに衝撃を与える中、英メディア『Telegraph』がプレミアリーグで見たい20名の監督を選定し、5人のポルトガル人監督が選ばれた。

5人のポルトガル人は、納得の選定となった。ベンフィカでリーグ首位に立つルイ・ビトーリアと、ポルトを率いチャンピオンを追うヌーノ・エスピリト・サント、タイトル争いから一歩脱落したが、圧倒的なタイトルホルダーであるスポルティングのジョルジ・ジェズスら、ポルトガル3強を率いる3名が選出。残りの2人は、中国リーグへ移籍したアンドレ・ビラス・ボアスと、モナコでフランスリーグ首位に立つレオナルド・ジャルディンが選ばれた。

同メディアが記載した選定の理由は、下記の通り。マルコ・シウバが英国に与えた衝撃により、再びポルトガル人監督というブランド価値が上昇しているのかもしれない。

ヌーノ・エスピリト・サント
→今季のベンフィカとのタイトル争いは見事。リオ・アベ時代には、中小クラブをELに導いた功績も忘れなかった。

ルイ・ビトーリア
→ベンフィカでの82%という驚異的な勝率。昨季はリーグ王者とリーグ杯の2冠を達成。

ジョルジ・ジェズス
→未だプレミアクラブが同監督を招聘していない事実に驚く。ベンフィカ時代は、リーグ制覇を3回、EL決勝進出2回と、ポルトガル国内の監督としては圧倒的な成績を記録している。

アンドレ・ビラス・ボアス
→チェルシーとトッテナムでは失意のシーズンを過ごしたが、ゼニトでロシアリーグを制すなど、その進化ぶりに期待してもう一度プレミアで見てみたいとの意見。

レオナルド・ジャルディン
→若手の育成力と、フランスリーグで首位に立つその手腕を評価。

©FutePor -ふとぽる-

クアレスマがベンフィカ指揮官を称賛「フットボールを熟知していることを証明した」

『SAPO Desporto』

ベジクタシュに所属するリカルド・クアレスマが、ベンフィカ監督ルイ・ビトーリアを絶賛した。

CL第5節、ベジクタシュは、ベンフィカの圧倒的な強さを前に0-3のビハインドで前半を折り返したが、後半に3点を返すなど猛追撃し、なんとかドローに持ち込んでいた。この日得点を挙げたポルトガル代表FWは、母国リーグでも首位を走るポルトガル時代からのライバルを讃えた。

「ベンフィカに驚かされてはいない。ハードワークをするチームであり、ルイ・ビトーリアという優れた監督がいる。彼はすでにフットボールを熟知していることを証明したね。自分たちのチームがあんな入り方をするとは思っていなかった。ホームで勝つためにプレーしていたのだから、後半のような入り方をしなくてはならなかった」

「ベンフィカは自分たちの為すべきことをしている。そしてうまくいっている。彼らは3-0で勝っていたが、4点も5点も奪うのに十分なチャンスを作っていた。しかし後半には、同様に彼らはあと数分あれば負けていたかもしれない。いいゲームだったよ。結果は正当なものだ」

スポルティングやポルト時代からのライバルに敬意を示しながらも、自チームの巻き返しを誇ったクアレスマ。この日GS突破を決められなかったポルトガル王者は、最終節に強豪ナポリ戦を戦う。グループ突破を逃した場合、クアレスマに許したこの日のゴールを後々後悔することになるのかもしれない。

©FutePor -ふとぽる-

ベンフィカ監督ルイ・ビトーリアがアウェイ15連勝でクラブ記録に並ぶ!

『A BOLA』

土曜日のシャービス戦を2-0で勝利したベンフィカ。ルイ・ビトーリア率いるチームは、昨15-16シーズンから続くアウェイでの連勝記録を15に伸ばし、1971-72、1972-73シーズンにかけてジミー・ハーガン監督が達成したクラブ記録に43年ぶりに並んだ。

ルイ・ビトーリアは、新たに監督就任した昨季は解任騒動までもが巻き起こったが、後半戦に破竹の連勝で見事リーグ3連覇を達成。この後半戦に記録したアウェイ11連勝に、今季(16-17)はトンデーラ、ナシオナル、アロウカ、そしてシャービスに敵地で勝利し、連勝記録を15に伸ばした。

次の10月23日、ポルトガルリーグ第8節ベレネンセス戦を勝利で飾れば、アウェイ連勝記録を16に伸ばし、クラブ歴代記録を更新することに。果たして、ルイ・ビトーリアはこのまま好調を維持し、クラブの歴史となれるか。

©FutePor -ふとぽる-