『A BOLA』
シャビ・エルナンデスが、かつてバルセロナでともに働き、ライバルチームであるレアル・マドリード時代にしのぎを削ったジョゼ・モウリーニョ監督について、相反する感情をもってコメントを残した。
「(モウリーニョの)どんな犠牲を払ってでも勝利を追求する哲学には賛成できないが、彼のことは大いに尊敬している。バルセロナにいた3年間、僕をサポートしてくれた。あの頃、僕らは同じ言語を喋り、同じものを信じていた。彼はBチームを率い、僕らはバルセロナの哲学を構築していたんだ」
『Marca』のインタビューにて、過去を振り返りながら語った。バルセロナで同じ哲学を共有していた両者だったが、モウリーニョがクラブを去ってからは、方向性に違いが生じ始めたようだ。
「今では、彼は違う道を進んでいるように見える。どんなものよりも勝利が重要とされる道だ。それは僕らバルセロナの考え方ではない。僕らは『過程』を考え、その他のフットボールの形式を理解することはできないんだ」
シャビは、モウリーニョの哲学に賛成しないという言葉の本意を語り、両者の違いを明確に示した。しかし、最後にはモウリーニョへの尊敬を強調したのだった。
「でもモウのことは尊敬し続けている。バロンドールの式典では、もう何度も挨拶を交わしているんだ」
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