『A BOLA』
パソス・デ・フェレイラの若手監督ジョルジ・シマオンが、ポルトガルリーグ第8節マリティモ戦に向けた記者会見に出席した。マデイラ島で行われるこの試合は、代表監督フェルナンド・サントスが視察予定であり、シマオン監督は、自らのチームの価値をポルトガルサッカー協会に誇示する機会だと意気込んだ。
「フェルナンド・サントスがマデイラまで視察に来ることは知っている。パソスの優れた価値を示す良い機会になるだろう。協会は、U-21代表のためにも、我々の選手数名を注目することだろう」
30代の青年監督に率いられるパソスは注目選手の宝庫だ。
弱小クラブを転々とした28歳の苦労人ブルーノ・モレイラは、昨季パウロ・フォンセッカ現ブラガ監督のもと大ブレイク。31試合で14ゴールを記録し、今季も好調を維持している。リーグでは、ここまで3ゴールを記録し、先日のポルトガルカップ第3戦ナバル戦では、ハットトリックを達成するなど、すでに公式戦出場5試合で7ゴールを記録している。
また、シマオン監督がU-21代表について言及したのは、フォンセッカ元監督が「フェルナンド・トーレスのようだ」と称賛した18歳の若手FWディオゴ・ジョッタの存在があってこそだろう。バルセロナも獲得を狙う同選手も、先のナバル戦で2得点を記録していた。
ここまでは、かつてクラブをリーグ3位に導いた英雄フォンセッカ元監督の遺産で戦っているパソスだが、青年監督シマオンも、自らの存在価値を示すことができるだろうか。
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