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15-16冬の移籍市場。ポルトガルリーグで締結した8つの駆け込みビッグディール

2015-16シーズン、ヨーロッパ主要リーグにおける冬の移籍市場が閉幕した。グアルディオラ監督のマンチェスター・シティ行きなどビッグディールが生まれたが、ポルトガルリーグでも8つの特筆すべき交渉が締結した。以下にご紹介する。

1.エルナン・バルコス
(天津泰達→スポルティング)
31歳のアルゼンチン人FWは、スポルティングと1年半+2年の延長オプションの契約を締結。違約金は6000万ユーロ。

2.フレディ・モンテーロ
(スポルティング→天津泰達)
スポルティングの10番は、バルコスと入れ替わる形で中国へ。移籍金は約500万ユーロ。

3.田中順也
(スポルティング→柏レイソル)
度々報じられた田中順也のスポルティング退団が最終日に成立。2017年7月までのレンタルという形で古巣レイソルに復帰。

4.ビトール・アンドラーデ
(ベンフィカ→ギマラインス)
ルイ・ビトーリア監督のもと出場機会を増やしていた20歳の若手FWが、監督の古巣へ今季末までレンタル。

5.ルカ・ジョビッチ
(レッドスター→ベンフィカ)
イバン・サポニッチに続き、ベンフィカがセルビア市場から期待の若手FWを獲得。「セルビアのファルカオ」ことジョビッチとの契約を成立させた。

6.インビュラ
(ポルト→ストーク)
今夏クラブ史上最高額と言われる約2000万ユーロの移籍金でマルセイユから加入も、僅か半年で退団。ストークへ420万ユーロを上乗せした2420万ユーロの大金をポルトへ残し、5年半の契約でプレミアへ。

7.エウデル・ポスティガ
(アトレティコ・デ・コルカタ→リオ・アベ)
元ポルトガル代表のスター選手が、インドから母国へ復帰。先日レンタルで放出された弟ジョゼ・ポスティガと入れ替わる形でリオ・アベに。EURO2016への出場を望んでの帰国とのこと。

8.アベル・アギラール
(トゥールーズ→ベレネンセス)
コロンビアの代表格がポルトガル下位チームへ電撃移籍。今季末までの契約を結び、ベレネンセスの上位躍進に貢献する。

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「まだベンフィカを率いていることを分かっていないようだ」。非難を浴びるルイ・ビトーリアがベンフィカの輝く未来を担う

今季より、スポルティングへ移籍したジョルジ・ジェズスの後を引き継ぐ形で、ベンフィカ監督に就任したルイ・ビトーリア。前年にビトーリア・ギマラインスをリーグ5位に押し上げた功績が評価され、ついに3強クラブの指揮官へとステップアップした。

しかし、さすが国内随一のビッグクラブとでも言うべきか、ここまでルイ・ビトーリアはベンフィカで高評価を得るには至っていない。CLではアトレティコ・マドリードやガラタサライなど強豪相手にグループステージ突破を決め、リーグでは11節を終えて3位につけるなど、まずまずの結果を残しているが、それでは満足しないのがベンフィカがベンフィカたる所以であろう。

特に、伝統的な対立関係にあり、今季は指揮官を奪われたスポルティングとのダービー戦で、3戦全敗しているのは致命的だ。開幕前、スーペルタッサでの敗北によりタイトルを逃し、ポルトガルカップでも早期敗退に追い込まれた。リーグでは0-3の歴史的大敗の不名誉を浴びるなど、スポルティング相手に屈辱の3連敗を喫している。かつてベンフィカの会長選を戦ったルイ・ランジェル氏からは「ルイ・ビトーリアは、自分がベンフィカを指揮していることをまだ分かっていないようだ」と、クラブの監督として相応しくないとのレッテルを貼られた。

ともに無敗の首位スポルティングと2位ポルトに出遅れ、リーグ戦でも黒星が付くなど、何かと批判を浴びることの多いルイ・ビトーリアだが、実は、6年間のジョルジ・ジェズス政権にあったベンフィカの過渡期を変革するのに、偉大な功績を残しつつある。ルイ・ビトーリアはもっと評価されても良いのではないか。それが筆者の見解である。

ルイ・ビトーリアが、今季より監督就任したベンフィカにもたらしたのは、有望なユース選手の大量抜擢である。クラブの未来を担うBチームの若手選手を、ここまで幾人もトップチームに昇格させ、そして大胆に抜擢してきた。

開幕戦からスタメン出場を重ねたネウソン・セメードと、CLアトレティコ戦でポルトガル人の最年少若手ゴール記録を更新したゴンサロ・グエデスは、ルイ・ビトーリアが大抜擢してから僅か半年の間にポルトガル代表に招集される選手にまで大成した(グエデスは前年にトップチームに上がったが、今季ほどの出場機会は得られていなかった)。もちろんここで述べているのは、U-21代表ではない。百戦錬磨の選手が集うフル代表である。両選手の活躍ぶりは凄まじく、アーセナルやチェルシー、バレンシアやインテルなど、世界有数のメガクラブが注目する逸材となった。

ルイ・ビトーリアが抜擢したユース上がりの選手は彼ら2名だけではない。ビトール・アンドラーデとレナト・サンチェスの両MFも出場機会を増やし始めた。前者はマンチェスター・シティが関心を寄せ、後者はホームでのトップチームデビュー戦で豪快なロングシュートを決めるなど、早くも大物の予感を漂わせている。また、Bチームには、ジョアン・テイシェイラやヌーノ・サントス、クレージオなど、トップチームに定着し得る注目の若手選手が多く控えており、ルイ・ビトーリアが抜擢するのも時間の問題だろう。

アトレティコ・マドリードのシメオネ監督は、そんなベンフィカの育成力を絶賛している。

「ベンフィカのユース育成は常に重要なものであった。現在は負傷中だがネウソン・セメードが出てきて、今ではレナト・サンチェスが頭角を現した。彼は優れたパス技術を備え、中盤にビジョンを与えている。このような若手選手の頭角は注目に値する」

なぜ、これほどまでに多くの選手がユースから抜擢され、昇格してまもなくトップチームで活躍できるのだろうか。ルイ・ビトーリア本人の言葉に、そのシンプルな理由が隠されていた。

「彼らをピッチに送り出しているのは、クオリティがあるからだ。このクラブでプレーする全選手が満足に感じており、常に扉が開かれている若手選手は、非常にモチベーションが高い。若手がプレーできていること、そして彼らがチームに何かを加えることができていることには、私も満足している。しかしそれができるのは、彼らの側で助けの手を差し伸べる偉大な選手がいるからなのだ」

チームに所属するポルトガル有数、そして各国代表クラスの選手がユース上がりの若手の進化を助ける。彼らも元来高い能力を備えていることから、経験を重ねて急速に成長する。ルイ・ビトーリアの若手大抜擢の裏には、ベテランと若手が極めて高度に融合した、チームの好循環があった。

これまでは有力選手をクラブに買ってくる「ポルト寄り」の戦略を取っていたベンフィカが、ユースから代表を目指す自家製若手選手を育てる「スポルティング寄り」の戦略に舵を切ろうとしている。直近でベンフィカが世に送り出した偉大なスターは、ダビド・ルイスやラミレス、ディ・マリアやマティッチなど外国国籍の選手ばかりだが、数年後にはこれらユース出身の若手ポルトガル人がその道を辿るだろう。今はジョルジ・ジェズス政権からの過渡期であり、結果が出るまでには辛抱が必要だ。しかし、決して良いとは言えない対戦成績の中にも、ベンフィカの将来に希望を与える明るい兆候があった。そして、クラブの未来を輝かしく照らしているのが、何を隠そう、批判を浴びることの多いルイ・ビトーリア監督自身なのである。

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ネイマールが、ベンフィカと所属する友人を称賛「代表でも重要な選手になり得る」

『zerozero.pt』

バルセロナFWネイマールが、友人であるベンフィカ期待の若手ブラジル人FWビクトール・アンドラーデを称賛した。

「彼はブラジル代表に到達する可能性を秘めている。僕はそう信じているし、代表で重要な選手になるとすら思っている。大きな才能があり、ブラジル人らしいプレーをする。ボールを持っていても速く、絶好のチャンスを作ることができる」

また、ネイマールはアンドラーデが選択したベンフィカ移籍を支持しており、ポルトガルチャンピオンへの敬意もあらわにした。

「ビクトールがベンフィカへ移籍するという良い選択をしただけでなく、ベンフィカも彼と契約するという良い決断を下した。ベンフィカは世界のビッグクラブのひとつだ。そして、偉大な歴史があり、エウゼビオのような名選手もいた。小さい頃から、僕はベンフィカの歴史やエウゼビオについてよく耳にしていた。特に、エウゼビオとペレがいた、あの66年のW杯はね」

20歳の若さで4500万ユーロの違約金が設定されているビクトール・アンドラーデ。マンチェスター・シティやチェルシーも獲得を狙っている同選手だが、友人である世界的プレーヤーの称賛により、予期せず自らの評判を高めることになった。

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プレミアのビッグスリーが、ベンフィカの若手2選手に興味

『zerozero.pt』

ベンフィカ期待の若手である2選手、すなわち、ビクトール・アンドラーデとネウソン・セメードが、イングランドの強豪クラブから注目を集めている。

『Sunday Mirror』によると、マンチェスター・シティが、ブラジル人FWアンドラーデについて身元照会をしているようだ。トップチームでの出場経験は3試合のみだが、スターリングやデ・ブライネらに次ぐ、チームの将来を担う若手選手として獲得を模索しているという。また、20歳で4500万ユーロの違約金が設定されている同選手には、チェルシーも関心を寄せている。

また、先日ポルトガルA代表に抜擢され、インテルも獲得を狙っている若手RSBのネウソン・セメードには、アーセナルが興味を示しているようだ。ベンゲル監督が、シーズン序盤のサプライズとも言えるセメードの成長に対して好意的な印象を抱いている。21歳のセメードにも、同じく4500万ユーロの違約金が設定されている。

並み居る強豪チームからの関心が報じられたベンフィカの両選手。今季よりブレイクを果たした若手選手が、早くもトップレベルのクラブへ活躍の場を移すのだろうか。

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